映像作りのマナー
ある県のある学校で、文化祭の撮影映像を大型スクリーンに映して見ていたところ十数人が救急車で運ばれ、入院者まで出たという。原因は手振れ映像だとされています。
撮影の問題、編集の問題、上映の問題、いろいろあると思います。
最近、いろいろな方の作品を見せて頂くと、映像を作る方の層の広がりを感じます。テレビや映画で見るようなテクニックや表現、そして特殊な効果など、きっと勉強されているんですね。
しかし、残念ながら、それが気持ち良く、少なくとも意味が通って見えないものが多いのです。テレビや映画から目立つところばかりがまねされているようにも思います。
自分がビデオの講座で話をするりんごの話があります。ニュートンの話ですね。
何を感じとれるかは、結局自分自身を映しこむことになる。
テレビや映画からは表面的なところだけでなく、もっと映像としての基本が学べるはずです。
何をどう表現したら相手の伝わるのか?そんな基本は本当にお作法です。
我々が撮ろうとするものは動いているのですから、カメラは固定して、またはホローしなければ、その姿は判らないはずです。
しっかりしたフレーミングをしたとき、その空間が、空気が伝わってくる訳です。
見る側の目を自分のカメラにするには、作り手への信頼がなければ。
それにはまず映像作りの基本を知るべきでしょう。
自分勝手の自分だけの言語を作ってもまず相手には伝わない。
そうした謙虚な姿勢は、他の人の映像から沢山のものを見せてくれ、教えてくれる訳です。
« 履修問題とルール | トップページ | 土曜の午後 »
「セミナー」カテゴリの記事
- オンライン個人講習開始(2021.02.26)
- 久々の札幌出張(2015.12.15)
- トート音楽院動画活用コース(2015.06.18)
- トート音楽院入門映像講座(2015.06.11)
- トート音楽院映像講座(2015.03.12)
「ハイビジョン」カテゴリの記事
- 忙しい日曜(2023.09.03)
- オンライン個人講習開始(2021.02.26)
- DV7サロン会議2月2回目(2021.02.24)
- 母のテレビ故障と購入(2016.12.20)
- 調整には便利なものがある(2016.11.30)
« 履修問題とルール | トップページ | 土曜の午後 »
コメント