オーディオの整備
ある時代のオーディオは趣味性を超えて、しっかりしたものでした。
スピーカーは、大学生時代に箱を作り、ウーハーを入れまして、今でも使用してます。さすがプロ用のスピーカーです。アルティック416-8B 、劇場用のモニター(A-7)で使われていたユニットです。こちらは今でも健在。30年以上になります。アマチュアの鳴らし方は過酷なプロの鳴らし方の何桁も下、さらにこの頃のスピーカーの材料は経年変化も考えられていました。
スコーカー、ツィターもほほ同じ時期に買って現在も健在、こちらも準プロ用のJBLのホーンなのでしっかりしてます。LE-85+HL91、077。
それから10年ほどたって、中低域のつながりが気になって、ローミッド兼、夜間用のフルレンジにJBLのLE-8Tを加えたのですが、こちらのロールエッジはさすがに経年変化でぼろぼろになってしまいました。環境にもよるようですが、耐久数年とも言われてます。それが20年近くたってますので仕方のないところです。数年前ネットで、交換エッジのキットを買っていたのですがそのままになってましたのが、いよいよその時が来た訳です。
ユニットをはずしたところ一気にエッジが崩壊してしまいました。
まずガスケットをはずし、エッジを全てとり除きます。
フレーム側には結構しっかり残っていまして軽くアルコールを使い取り除きました。ここで結構手間がかかりました。
入手した、エッジを接着、これはコツがありますが、取り除く時間に比べたら一瞬です。企業秘密という訳ではありませんが写真はありません。
こんな感じでしょうか、綺麗に取り除いたので、除去に2時間以上、接着は調整も含め2個で30分もかかりません。ほんの少しロール径が小さいように思いますが、コーン系はぴったりあっていました。平らで十分乾燥させます。
最後にユニットを取り付け。
ということで、試聴。ローミッドで鳴らしても全く変わりませんが、フルレンジで鳴らした時は若干ダンピングが良くなった感じもします。これも鳴らすうちに変わってくるでしょう。ということでスピーカーの整備も終わりました。
コツは・・・たぶん1個数万円以上するユニットに手を入れる・・・ということに抵抗があるとうまく行かないかもしれません。慎重さは必要ですが手際良さも必要と思います。
試聴はジョージ・ベンソンのベストで行いました。当たり前ですがご機嫌な音がしております。
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