全日本模型ホビーショー
秋の行楽シーズンになりました。自分といえば、ご存知の方も多いと思いますが大変な状況が続いております。本日も早起きをして、町田と横浜の境にあります実家へ片付けに、とってかえして、幕張へ。さすがに実家からは2時間半以上かかります。
昨日、メーカーの広報担当から、情報があったので是非見たくなったのです。久々の幕張、我々がよく使う1~8号館ではなく、手前の9号館でした。
会場には土曜、一般公開日とあって、子供や大人がいっぱい。
模型全般ですので、このブースの数。
鉄道模型はその一角、老舗KATOのブースがあります。
KATOは関水金属と言って、もともと模型の金型メーカーでした。1960年代、日本型のNゲージを提案した老舗中の老舗。製品は一流中の一流。さらにつねに新しい提案があります。それは会社の体質、そして経営者です。鉄道模型専業メーカーで、おもちゃの一角、模型の一角と言った中途半端な立場ではないのです。そして創業者の方の考え方の一途なところ。
今から15年ほど前、自分はアマチュアながら、作った模型がきっかけで創業者の加藤さんと2時間ほど話をさせて頂き、その熱意に感銘致しました。
そして、どこかの業界にそっくりなのに驚いた訳です。
それ以来、微力ながら、ご協力をさせて頂いてます。当時模型をしっかりやっていたので、メーカー各社の企画担当さんとはお付き合いがありましたが、他社の総合メーカーは考え方もそのときそのときのようで(つまり決算をどう乗り切るか、任期までにどう成果を出すかばかりなのか)、2,3年もすれば知らない担当がまた別の方針でやっているという状況です。
さて今回も他社はせっかくのイベントにお買い物コーナーや、ポリーシーの微塵も感じない展示を繰り広げるなか、イベントの基本をしっかりやっていたのは鉄道模型ではKATOだけでした。
ということで、日ごろ見られない現状と将来が見えるこのブースは、本当のお客様でいっぱい。でも、こうして並べてみれば、本当のメーカーの製品、実力も明確ではないでしょうか。その一角に人垣が出来ておりました。
これです。TBSのドラマ撮影を終わって改修をしていたジオラマ(本当はレイアウトと言う)。とくに今回はDCCというデジタル制御装置が組み込まれて、音も出るのです。転車台を回転してのSLの入換えには、ブレーキや蒸気の音が付いておりました
皆さん、引きつけられております。
会場の担当の方のお話では、このレイアウトも今後いろいろな場所での展示で声がかかっているそうです。
HDVのカメラを持っていったのですが、自分自身が動く姿を見るのは10年ぶりでして、メーカー担当の方の整備の努力の賜物と感心していたら動画を撮るのを忘れてしまいました。
鉄道模型の会場ではお客様の集客や接客、滞在時間など一番密度の濃い展示はここであった・・・と思うのですが。
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