高校のクラス会で
12月も中ばというのに、高校のクラス会が開催されました。4年ぶりになります。
幹事さんからの連絡で、3年前に開催された恩師の退職記念パーティーのビデオを上映したい・・・ということで、プロジェクターを持参し、上映することになりました。
産経学園の講座で使用している自前のプロジェクター(エプソン製)ですが、小型軽量高性能で便利です。2.6Kg、2200ルーメン。
ということで、少し早めに現地入り。(場所は大宮のとなり駅、さいたま新都心です。)
壁打ちですが、80インチ程度にセット、照明をつけた状態で一応見えます。
まず恩師のビデオを上映。このパーティーは、恩師の退職の記念でしたがその10日ほど後、恩師は他界しました。教師生活40年、12学年、500名を卒業させ・・・卒業生100名を集めた感謝の会は結果的にはお別れの会になってしまいました。会の終了後、緊急入院、幹事からは編集を急ぐように言われ、3日で上げた編集は幹事が病院へ持参して見せたというものです。
全編50分を、本日の上映のために10分ほどに再編集しました。パーティーに参加できなかった旧友も当日の流れを見ることができました。パーティーの終りに恩師と夫人の挨拶が終わって主賓の席に着くと恩師が夫人に「ありがとう」と一言言うシーンがしっかり残されていました。そんなメッセージもこうして映像で残すことで発見できたのかもしれません。
会のオープニング用に作ったパワーポイントには卒業記念の集合写真がはめ込まれていましたので自己紹介の時には35年前の自分を探しながら、皆で変わった変わらないとやるながら進行することができました。
ホテルの和室ではありましたが映像の力を借りて、恩師の冥福を祈り、和気藹々、昔に帰って、楽しい時間も過ごすことができました。
そんな帰りみち、旧友のO君と電車で話が盛り上がって赤羽も過ぎ、気づくと神田まで来ておりました。
ここで乗り換えと回り道となりましたが、しばし貴重な懐古、時間旅行となりました。人生と同じで何も最短距離ばかりが全てではありません。今日のクラス会を見てもいろいろな人生があります。もうこの年になれば会社の部長・役員と言ったところが通例なのでしょうが、それがどのテイドのものなのか、会へ参加する仲間には判っている訳です。ここにはいわゆる勝者・敗者はなく、どちらかと言えばそんなもので失うものがいかに多いのかも判る今日この頃です。
偉くなるほど、どこを向いて仕事をすれば良いか判らなくなるイエスマンを生む・・・それが最近の経営規模の不当表示などを生み出す原因になっている・・・と感ずるのは私だけでしょうか?
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