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2008年4月22日 (火)

作品論

昔、映像作品らしいものを作っていたこともあるので
他の方の作品を見るのはまた楽しいものです。

 

昨年のビデオフェスティバルのグランプリ作品は今でもWeb上で見られますが
近年でも、良く作られた作品で、ストーリーこそシンプルですが
それだけに表現、表情にも雰囲気があります。
何かとカメラワークに目が行き勝ちですが
なにより、絶妙な間、空気が感じられます。
作者がこの作品を大事に作りあげたことなんだと思います。
この作品は本年のTVFにも入賞していました。

 

作品のいったいどこが良いか・・・これを言うのは難しいですが
青少年期の心の動きが、軽妙でリズミカルな言葉のやりとりと
映像の組み合わせで、握りしめると壊れてしまいそうなガラス細工のような
美しさがある訳です。

 

作者の勝又さんはブログの中で、作品への思いを語っていますが、
ご自身のホームページにもデータがあります。

 

その中で尊敬する人というのがあって、岩井俊二監督とありました。
なるほど、と思う訳です。

 

自分も60年代 懐かしの宝箱 (coocan.jp) にあちこち岩井俊二監督の作品のことを書いています。
そうして見ると
勝又さんの作品はしっかりしたストーリーや、しっかりテーマに向かって行く
繊細な仕掛けなどに、岩井俊二監督の影響を感じます。

 

自分も学生のほのぼのとしたエピソードをホームページに書いていますが
懐かしい世界には、かすかに輝くような話が似合うように思います。

 

今後の作品への抱負がつづられています。
本年のフェスティバルのお帰りに、少しでしたがお話をしました。
是非、大きなスクリーンで次作を拝見したいと思いました。
奇をてらうことなく力むことなく、ご自身らしい作品を作って頂きたいと思います。
偶然ですが、勝又さんも小田原の出身なんですね。

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