寅さん40年
今年は何々40年というのが多いけれど、今年は2009年だから、
1969年から数えてということになる。
渥美清さん演ずる寅さんが活躍するおなじみの映画「男はつらいよ」が初公開されたのも1969年なので今年で40年ということになる。
第2作も1969年に公開されている。
映画の前には、テレビドラマがあった。渥美さんのドラマは当時前後していくつもあったので記憶は混乱しているかもしれない。TV番組の「泣いてたまるか」も思い出される。
映画、ドラマは別制作で、当時TVドラマを映画化する・・・ということは珍しかった時代、テレビドラマの中で寅さんが死ぬ設定としたところ抗議が山と来たというから、それを受けての映画化だったのだと思う。
寅さんのテーマ曲のレコード化は1970年だけれど、すでにテレビ番組からあった。テレビと映画では微妙に設定が違うのでホームページにまとめて更新してみました。
http://mtomisan.my.coocan.jp/page035.html
あの当時、映画化までされて、こんなに市民権を得るとは思わなかった。こうしたどことなく切ない話はどこか惨めらしさがある・・・良い格好を求めた当時、瞬間的にはアウトサイダーのように見えても、夢破れる大半の市民には共感を得また応援してしまう、寅さんのやさしさに、悲しさに共感してしまう、それが結局何十年もかわらかったのだ。しかし近年は瞬間に市民権を得てしまう、電車男のように。時代は変わった、いや変わらないのかもしれない。
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