TU-8300 組み立て評価
TU-8300の新機軸としては、マイコン搭載となったことでしょう。
LABでいろいろ差し替えできるだけでなく、これにより過電流保護や電源立ち上げの遅延などの機能が実現しました。
この保護回路だけでなく、自己バイアスから(半)固定バイアスになり、電流設定回路でのIp調整も搭載になりました。
またユニバーサルと言いましょうか、ボリウムに加え、トランスの換装も行えます。
あいかわらずの出力管差し替えのための改造もしたいのすが、
2度手間になりますが、まずは評価ということストレートに組むことにしましよう。
工作は説明書を追って。ひととおり目を通しておくことをお勧めします。過去「はまった」ところは分かっているので、ある程度注意点は分かります。両面基板で部品搭載にはどちらにマウントするかは重要です。真空管ソケットなど裏面からの部品があります。
抵抗は普通のカーボン抵抗で、昔1/4Wクラスであったものも現在は1/2Wのようです。
カーボン抵抗を安物のように思う方もいるかもしれませんが、精度、安定度こそ金属皮膜型に譲るものの、音質は勝るとおっしゃる方もいるのです。
ということで組みあがった基板です。ここまで自分は休みながら3時間でした。
組み立ての注意点では、トランジスタとFETの形状が似ていること、その裏面からの取り付け方法、LEDの極性くらいでしょうか。
これよりいよいよ組み上げです。
重量も大きさも増しましたので、組み立ても大掛かりになりますが、基本はこれまでのキットと大きくは変わりません。
組み立てや配線の簡素化は随所に工夫がされています。
今回特に、基板間に配線やコネクターの使い方は考えられています。
組んでから半田付けしまうところが何箇所もありますので、基板はあらかじめ目視チェック、部品や半田ミス排除しておかないと組んでから修正はかなり難しくなります。
組み上げまで90分ということで、トータルで4時間半の工作でした。
いよいよ火入れとなります。
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