エレキット TU-8300 TU-LAB 発売記念出力管差し替え実験2
TU-883LE(TU-879R/S)の差し替え実験、
さて、もう何本目になるのでしょうか。
ここでは単純差し替えではなく、ソケット変換アダプターを作って差し替えられる球です。
7591
これは最近復刻もありますが、おそらく6L6GC系のピン接続変えかもしれません。
今回はビンテージの東芝製HiFi管です。
かつてオーディオアンプで使われていた球だけにしっかりバランスがとれた音。
低音は少し引き締まりぎみですが、ピアノ音は切なく、また良く鳴ってくれます。
6098
またの名が6AR6です。レーダー機器で使われた球ですので見た目も頑丈そう。
音の立ち上がりよく、シンバルの切れ味もよく、でもピアノも自然で、響きも綺麗。
低音も馬力もあって、音全体のバランスもあって、大変楽しめます。
アダプターを作っただけの価値のある結果です。
さて、ここまで変換をやりましたので、3極管用の変換も作りました。
これはキットがEL-34もさせるようにしたピン接続が仇で、これを断ち切るためのもの・・・という結果でした。
改造による電圧可変とこのアダプターで東芝の6GA4とラックスの8045Gと言った名3極管が挿せます。
もちろん、最大出力を取ろうとか、ひずみを小さくしたいとなれば前段の利得、バイアス電圧を変え、出力トランスの一次側インピーダンスも吟味する必要がありますが、
それを知った上でここでは簡単に限られた条件の中で試聴しています。簡単な改造程度でいろいろな可能性が聴ければそれはまた楽しみと言うものでしょう。
6GA4
楽器の分離がよく、ピアノは柔らかでにごりがなく、綺麗によく鳴ってくれます。シンバルの伸びも良いです。
8045G
すごい馬力のある音、力強さ。中低域のはりなどは小型のシングルアンプであること、3極管アンプであることを忘れてしまうほどです。シンバルの抜けの良く、色づけも小さいです。
6CA10
こちらも変換アダプターを作り挿しました。
ピアノは柔らかで、シンバルやスネアもしっかりして楽しい音です。ベースもはずみ、はりがあります。
そして、特殊なコネクターでヨーロッパの大型管がさせます。
バイアスの関係などから本領発揮ではありませんので簡単に。
EL12
つやがあって、シンバルが響きます。
EL156
ピアノの粒立ちから、シンバルの響きまで楽しい。
F2a11
ベースのピッチカートが弾み、ピアノ音が立っている。ドラムの音もよく分離して聞こえ空間を感ずる音。
このあたりはカソード抵抗を切り替え式にして再度挑戦したいと思います。
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