TU-8300試聴、ソケット・アダプターと3極管接続の魅力
TU-8300は300B専用か、5極管またはビーム管の3極管接続で楽しめるアンプキットです。
多極管で刺せるものは多いですが、アダプターを自作し使うともっと多くの球が差し替えられます。
すでにTU-833LEでご報告していますが、同じアダプターがTU-8300でも使えます。
沢山ありますが、良い結果をお知らせすると6098(6AR6)でした。小柄ながら分厚いガラス、塊のようなプレート。
音はとにかくダイナミック!、音がしっかりしているし綺麗、UL接続ではさらに音が前に出てくる。
このアダプターで差し替えです。
それならということダイナミックな音のしそうな球を選んで試聴。
KT-90
大型管だけに低音は豊かで、はずんでいます。これはすごい。ULでは特に低音が出る。
さてそれなら3極管はどうか。このキットでは3極管は300Bしかさせない・・・自作アダプターがあります。
ダイナミック系であれば
6CA10
シンバルはおとなしいけれど、細かくて、低音のバランスもよく、とにかく楽しんで聞ける。NECのオリジナル管です。
8045G
こちらはさらに低音が引き締まって、音全体がクリアー。はずむところははずむし、U-808との相性も良いようですね。
3極管と言っても、近代的な音楽ソースにも合うかんじ。もちろんLUXマークの入ったオリジナル球です。
それでは、3極管接続でよい結果の出た球をもうひとつ。
WE349(CW349)
有名な336のG管で足はおなじみのビーム・5極管と同じなのです。
今回の改造でプレート電流範囲を拡大しましたので、最少にして差し替え。
こちらも25秒ではヒートアップしません。
この球もなかなかツヤっぽい。アールクルーのアコーステック・ギターのねばっこさ、夜聴くにはこじんまり感も綺麗に響き、好感が持てます。
ということで本日この当たりまで。いかがでしょうか。
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