TU-8300 変わった出力管を鳴らす
昨年末の実験(6F6、6V6など)は未掲載ですが、まず新年の試聴から。いずれも変換ソケットを作っての試聴になります。変換ソケットを作って変わった出力管を鳴らすのも楽しいものです。
FU-50
もともとは第2次世界大戦のドイツ軍用機の通信器で、さらに同型管がソ連の戦車でさらに中国へと転用されていったようで、
インターネットで中国製のペア管を2500円で購入しました。
もとはと言うとソケットを安く買ったのがきっかかけでしたが。
噂どおり、実にしっかりとした低音。シンバルに色づけを感ずるけれど価格から言えばダイナミック、非常に楽しめる音
ピアノは少し控えめ、中音の分解能はけっして高いとは言えないと思いますが、音楽としてはライブ感があってそこが魅力なのでしょう。
3結として注目できる球ですが、UL接続ではドラムがしっかりとした音になり、リズミカルな曲にぴったり、形こそユニークですが価格からは確かにお得な球です。
調べてみるとヒーター電圧が12Vで、ソケット変換だけでは無理。
外部電源供給方式の変換ソケットを製作。
ヒーターだけACアダプターによる増設別電源供給としましたが、この方式ならいろいろなヒーター電圧の球の挿し変えが可能になります。
F2a
ドイツの出力管として有名はF2a11のシリーズながら、ソケットが特殊で使いにくい球です。私も入手には苦労しました。秋葉原のアポロ電子で見つけました。
2つの違いにはいろいろな説があります。ソケットは用途(民生・業務)によるもの、管種は5極とビームによる違いがあるとかないとか。
バイアスの関係で、やや電流は小さめの試聴です。
シンバルは硬く快い、ふっくらとした低音、ピアノも綺麗に鳴ります。
KT-67
リムロックでも9ピンという大変変わったソケット。インタネットで検索、大分のお店から通販でソケット買いました。
ベースは軽く鳴り、ピアノもクリアで自然、シンバルは細かく余韻も伸び、スネアも抜け楽しい音がします。この球は入手はむずかしく、ソケットも同様に珍しいですが価値はあったと思っています。
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