エレキットTU-8300、TU-879 真空管差し替えKT-120 評価詳細
先日の掲載で、すでにリクエストも頂いています。
販売元によれば従来のKT-88がプレート損失30Wところ40Wで、差し替え可能というもの。
確かに管形も上に伸びており、プレートも見た目30%以上は大きそう。(左)
比較試聴は現在入手も容易ということでエレトロハーモニックスのKT-88と比較しました。
■エレキットTU-8300で
このアンプでは標準で3極管接続になります。
低域、中域ともスケールが大きくなり、余裕を感じさせます
その分、高域とのバランスが気になるかもしれません。
正直、シンバルの音は伸びさえはあまり感じませんし、響きの綺麗さも。
まとまりはあるのですが面白みという点で、これは3結ということもあるかもしれません。
試聴で使ったジャズのトリオなどではもっと期待するところです。
このあたりは音楽ソースや好みによって変わるかもしれませんが、
中低域が良くなるだけにちょっと残念。
改造したUL接続では、高域に着色感は残るもの全体に気に行った方向に向かった感じがします。
(改造、増設したUL/3結切り替えスイッチ)
そうなると、本来のビーム管接続では、と思ってきます。
TU-8300の差し替え試聴、改造はこちらもどうぞ。
http://mtomisan.my.coocan.jp/page122.html#label1
●TU-879での試聴
このアンプではビーム管接続で聴くことができます。
音の性格、傾向は思った方向(快活)になるのですが、
TU-8300がそうであったようなのびのあるような、余裕をもった音には聞こえません。ちょっと残念な結果なのですが、おそらく出力トランスが音質を決めているところが大きいのではという感じです。優秀な出力トランスが必要なのではと思います。
« ブックスピーカーと真空管アンプ | トップページ | ガスト吉祥寺元町通り店で イタリアン »
「オーディオ」カテゴリの記事
- 週明け雨からスタート(2024.11.18)
- 作ったツールのテスト(2024.11.12)
- ツール製作(2024.11.10)
- 電子部品到着(2024.11.08)
- トランジスタ技術2024年12月号(2024.11.07)
コメント