60年代、70年代の名器を聴く ヘッドホン篇
先日はパイオニアのSE-50、スタックスのSR-3を聴きましたが。
最近の入手したところで
YMAHAのHP-1
1970年代半ば、オルソダイナミックと称して全面駆動によるふっくらした低音は人気でした。
今聴いてみると、レンジはそれほど広くなくて、中高音にくせがあります。
それに意外に重たいですね。
当時使ってましたが、取り付け部分が弱く破損して別の機種にしました。
でも結構気に入って長く使っていました。スタックスのヘッドホンが欲しくても
当時買わなかったというのもこのヘッドホンの影響もあったと思います。
今聴いて結果から言うとスタックスのヘッドホンとは音も違うのですが。
スタックスのヘッドホンを入手したのは1990年頃なのでそんな廻り道をさせてくれたヘッドホンでもあったのです。
ベイヤー DT-48
70年代半ば、生録などではモニター用で羨望の的であった。当時最高峰のヘッドホンでした。値段も並みはずれいて、スピーカーシステムより高価だったと記憶します。
当時1度だけ使ったことがあり、その印象を思い出しました。
とにかくパッド側圧が強い。頭が痛くなるほど。密閉型の代表でもあったのかもしれません。
音はすごく中音が張っている。
でもこの構造を見ると当然と思う次第。
DT-48はその後復刻されたりだったようです。
はたして音楽を楽しめるとかそうでもなく、細かな音違いや表現を聴くにはプロの耳を必要とするもので、ソースの音をモニターするためのヘッドホンであることは今こうして聴いてあらためて体感して判るとすると、オーディオは単に技術や知識だけでなく、いろいろな経験や出会いによって支えられる奥深いものであることも実感する次第です。
オーディオのページもご覧ください。
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