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2011年12月 3日 (土)

2A3の比較試聴

さて改造も進みましたので、試聴です。

キット付属の2A3(SOVTEK)
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キットには、ロシア製の2A3が付属しています。
1枚プレート(もともと2A3は1枚でスタートしたけれどオリジナルは希少で昨今の1枚ものとは別もの)ということで喜ぶ人もいるようですが。
これは復刻300Bの流れの派生で、2A3と呼ぶこと自体違和感があるのではないでしょうか。
確かに、出力もとれ、馬力のある音はします。

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ということで、手持ちの2A3の差し替え試聴です。

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シルーバートーン2A3
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中国製で、ある時期多市場にかったものです。これは構造からも本来の2A3を目指したものでしょう。過去の雑誌の試聴でも悪くなかったと思いますが
自分の聞くかぎりではソフトでまとまった、真空管らしい音です。
ピアノには歪感もある感じ、シンバルの切れ響きも好き好きという感じです。

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ゴールデンドラゴン2A3

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時期によって種類があったようですがこれは4,5年前に買ったものです。
基本、これも2A3の音ですが、音の輪郭にハスキーなものがあって、
それが雰囲気を作っている感じがします。ピアノソロで判りますが
ジャズボーカルでは好きな方もいるかもしれません。
その分、シンバルの音などは特有な感じが付きます。これも好き好きですね。

R0028649



RCA 2A3

R0028659_2
これがオリジナルですね。うんとソフトながらちゃんとシンバルとか響くのは不思議ですね。
奥行きはあってでも楽器が整理・分離しては鳴らない、
60年代以前の音源を聴くには良く合うと思います。ピアノはしっとりでも
目立つところでは鳴りますが、それもうるさく音が立つということもなく
ひたすら

もともと2A3は出力や用途からもスケール感のあるダイナミックな音を求めるべき
ではないと思ってます。ロシア系の2A3の音には力強い傾向はあると思いますが、
2A3の本来の良さということではどうでしょうか。
JAZZで言えば小編成のピアノやボーカルをメインとしたところ力を発揮すると思います。

R0028651

●試聴番外編 UX-45

R0028662

この球は20年近く前に、昼休み秋葉原で特価品を入手、
球の名前も消えかかっていて、そのままでした。

フィラメントの電圧が2A3と同じ2.5Vということも有り、
今回の改造で動作条件を変えられるようになりましたので
RL=5kΩ、Rk=1.5KΩに切替て動作させました。

R0028655

<HC-2改造アンプに45を挿して試聴>

噂どおり、小出力ながらまとまりの良い音がします。
今のオーディオのレベルから言えば、レンジが狭いのでしょうが
品位のある音でメインになるピアノの音を中心に
十分楽しめる、最近にはない、夜間なら十分に鳴ります。
HC-2の改造でこの球の音が聞けたことは良かったと思ってます。


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左から 45、RCA2A3、キット付属のSOVTEK2A3

構造、大きさが違います。初期の2A3の1枚プレートは

おそらく左端の45のような形だったでしょう。

子供のころ、家にあった大型の真空管ラジオは叔父が両親の結婚祝いに作ったもので、出力管は2A3であったと聞いたことがあります。(そうしたことが判る前に返却されたようで)

家庭の電畜やラジオの出力管は出力の小さい45が高音質でポピュラーだったと聞きますが、条件がそろえば、今でも良い音で音楽楽しめるのは、やはり真空管の魅力です。

今回聞いた中で45やRCAの2A3は少なくとも50~60年以上を越えて音を出してくれた訳です。

現在ではi-Podなどで音楽を聞くアンプの手作りに真空管アンプのキットが人気のようですが、改造して中々鳴らせなかった球を鳴らすベースとして大変重宝する貴重な材料と思います。

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