TU-8100改造、続編
もともとPCL86のアンプですが、設定ピンを差し替えヒーター電圧違いのECL86/6GW8を挿しました。改造は複合管の変わりに3極管の電圧増幅段と5極管の出力管を別々にさせるようなアダプターを乗せました。6AR5、そしてビーム管の6AQ5を挿して試聴しました。
そこまでやるなら、ということで3極管接続スイッチを設け、5極・ビーム管/3結を切り替えて試聴できるようにしました。それでは試聴です。
6AR5 Hifi 東芝 3結
出力は下がりますが、ピアノは落ち着き、おとなしく、ドラムは無駄な音が無くなった感じで、シンバルの響きは細くおとなしくなります。澄んだ音で奥行き感が増します。夜間楽しむには良いバランスになります。
6AQ5 東芝 3結
6AR5の変化に比べると差は小さいですが変化の傾向は似ています。音楽の快活さが無くなる訳ではなく、ビーム管的な粒立ちの良さを残しながら、澄んで、分離が良くなり、ライブ感は低音までおよんで豊かで、こしが出てきます。
すべては奇数次高調波が減り、出力インピーダンスが下がったことによるのでしょうが、音楽の印象は大きく変わります。
以前の差し替えと違い、動作やインピーダンスに合わせた変更を行っていないこと、電圧電流の監視も行わない構成、特にこれまでは無帰還としていましたが、今回はそのままなので本来は補償の調整も必要ですが、このアンプをベースにするとということで球の素性を活かすような改造を行うということではありません。あくまでどこまでできるかというところです。
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