ラックスSQ-38DSにヘッドホン端子を付ける:検討
真空管アンプ時代はプリメインアンプにはヘッドホン端子が付いていなかったの通例でありました。1969年、トランジスタのプリメインアンプであるトリオのKA-6000にはヘッドホン端子がついていましたので、その前後で搭載されるようになったと思います。
パイオニアからは端子のないアンプのためにスピーカーとの接続の間に入れて使うアダプターアクセサリー「ジャンクションボックス」がありました。しかしアンプ内に収納するのがスマート。内蔵すれば、スピーカー接続することなくモニターアンプとして使え重宝ですし、豪華なヘッドホンアンプともいえます。
ということでまず、あたりを付けるための検証を行いました。スペース、回路、仕様を検討しました。なかなか良い音が出そうです。
課題として真空管アンプではインピーダンスマッチングがとられることと、ヘッドホンは一般にスピーカーよりインピーダンスが高いこと、スピーカー用のアンプの出力ではヘッドホンの耐入力には電力的に大きすぎること、また電圧感度も高いことです。
改造仕様的には、端子を付ける場所、スピーカーとの切り替えをどうするかなどですが、まずバラック配線で、定数、回路のあたりをつけました。
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ご参考までに、ここに4Ω/8Ω出力でヘッドホンとのインピーダンスをマッチしたまま切り替える回路があります。
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-6dj8pp.htm
真ん中ぐらいの <出力回路の設計> です。
投稿: 高坂 徹 | 2013年1月19日 (土) 10時11分