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2013年1月13日 (日)

ラックスSQ38Ds甦る

1960年代半ばなのでもう50年前近く前の真空管全盛の頃の人気のアンプです。年末のジャンク、本当につぶれてしまった状態の塊をオークションで落札、部品取りするしかない・・・と言った惨状でしたが、入手してみると目当てだったトランスも皆無事なのでまず修理して音を聴いてから・・・と思った次第です。昨日までに外形の復旧と電源まで直しましたので、いよいよパワーということで、慎重に進めました。なにぶん故障というよりは前オーナーは放棄したようでシャーシごとつぶしてしまったくらいですし、探ると修理で回路を間違えたり、違う部品を付けたりで良く焼損しなかったものだと思う次第です。

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まずできる限り60年代に近い音をということで、劣化したと思われる部品は安全上から最低限の交換に押え、音出しまで進みましたがやはり右チャンネルの音がとても小さい、各部の電圧を左右で追って原因を追及、詰めて行けば・・・

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この部品交換で、快音がでました。ラックスはMQ60やSQ38FDが有名ですが、出力管50CA10は3極管の中でも後期のもので、音質は2A3などのあのサウンドに近いものではないと言う人もいます。

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今回のSQ38D(S)は6R-A8というMT管ながら、この出力管は60年代半ばにマニアに愛好された近代型3極管です。

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試聴をしてみますと、さすが名出力トランスOYシリーズの良さもあって、3極管らしい温かみのある低音でなってくれました。
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少し前まで廃品のかたまりであったことは嘘のような午後、いつもの愛聴盤をしっかり聴きました。こうなると50年近く前のアンプとは思えませんね。JBLのスピーカーとはベストマッチです。さてざっと調べてプリ部は片チャンネル音が出ないようなので、さらに修理を続けましょう。

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パイロットランプが切れてました。部品はあるのですが古いものなので、ここではLEDに回路を変えることにしました。


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