2A3の音、300Bの音というのは存在するのか?しないのか(1)
自分の答えは存在する人には存在するし、存在しない人は存在しない・・です。
言い方を変えると2A3のアンプが出し易い音知っているか知らないかと言えば誤解は少なくなるでしょうか。知る人も有り、知らない人も有り。
もちろん自分は2A3らしくない2A3、300Bらしくない300Bも存在すると思います。
それは自分の中の感覚であり、心象に過ぎません
ここでは2A3はRCAの2A3、300BはWE300Bとしてそれに似た音が出るかと言うのが判り易いかもしれません
アンプの音はもちろんいろいろな要素でかわりますが
真空管アンプの場合、特長を出しえる有るレベルの部品、有るレベル回路、あるレベルの動作では
その品種独特の音を「自分は」過去より感じています。
それは要素を洗練させていってもも大きくかわらないことが多いです。
特に回路で言えば自分の多くやっているシングル出力の無帰還では
出力管の特長が良くでます。
もちろん重要な部品である出力トランスは注意が必要です。
しかし出力トランスが音質に果たす部分と真空管が果たす部分は違います。
ひどくふさわくないものは出力管の個性を消してしまうぐらい影響してしまう場合もあります。
不良に近いような受動部品を使えば同じです。
受動部品を変えてその真空管本来の音が変わってしまうぐらい変わるなら
それはその変える前変える後の部品に大きな問題があるのではないかと思います。
もちろん洗練された装置では正常な部品の違いさえ明確することも
そのとおりです。
完全理想の特性を持っていない部品ほど
音を変えて行く要素は大きいと思います。
音質に影響している割合・部分は構成部品みな同じではないと思います。
良い受動部品を使えば劇的に変わるというかと言えばそれより
能動部品で非直線性の大きい部品である真空管などが支配する部分が大きく聞けます。
つまり良い部品を使って音は洗練されても無味無臭にはならない、
残る部分があるわけで、経験を重ねれると
ある程度の条件でそれぞれが音質にどんな役割を果たしているか
その特長を聴きだすことも可能と思います。
しかし、それもたまま自分が再生オーディオ以前の
レコーディングや楽器設計音づくりを経験したからしていたからかもしれず
万人に押し付けるものでもありません。
自分で言えば違いを知らなかった自分より知った自分の方がオーディオを楽しめるようになったと思います。
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