未試聴真空管を聴く
昨日作成したユニバーサルタイプの変換ソケットで効率よく差し替えられます。
これが本日試聴の真空管たち
6R-A9
テレビの垂直偏向増幅用3極管。今回のケースより高い電圧で使えますが、偏向用なのでオーディオには歪は多く本来向かないのですが、それがそれで音色として良い味を出しているのでしょう。シンバル音の響きは細かく抜けの良いさわやかな音で音楽を聞かせてくれるのはとても意外です。
6R-A6
同様のテレビ用 垂直偏向管ですが6R-A9に比べると直線性は高くオーディオ用途のHifi管もあったそうです。そのためかアタック音も良く抜けも良い、中低域の張りもあります。本来はインピーダンスが低いのを無理に使っていることになります。
12B4A
3極出力管ですが有名なフッターマンアンプでも使われています。ここで困るのがヒーター電圧です。アンプの中の切り替えを利用すれば対応できるのですが、管の中点を利用して6..3Vとしますが、ユニバーサルタイプのコネクターに並列対応パーツを作りました。
そのままの定数ではバイアスが悪く電流保護が入るほど電流が流れます。ここでユニバーサルコネクターの利点でカソードに挿入抵抗150Ωを入れてます。音はさすがに3極管らしく甘く、自然な余韻、スネアドラムも抜けの良い音がしました。
6R-A8
有名なオーディオ用3極出力管です。真空管アンプ全盛期、メーカーアンプの中出力クラスにはたいてい使われていました。こちらもカソードに抵抗を入れてます。快活でかろやか、中低音もふっくら馬力があります。シンバル音の響きはさすがに良い音がします。
6R-B11
テレビの垂直偏向用ビーム管で真空管メーカーではオーディオ用にも勧めていました。3極管接続で6R-A8ほどでのスケール感はありませんが、ピアノ音、シンバル音ともなめらか。
こちらが本日試聴した真空管。
ほとんどがピン接続は異なりますが、ピン配置表を作ってピン変換を行ってます。そのためのノート
明日の試聴予定の真空管です。
« 測定ユニット | トップページ | ヘッドホンアンプの高音質化 »
「オーディオ」カテゴリの記事
- 雑誌と雑誌付録の処分(2025.01.21)
- 久々の測定(2025.01.10)
- 2024年年末の作業(2024.12.26)
- 整理片付けは進む(2024.12.20)
- 機材の整理チェック(2024.12.19)
コメント