未試聴管を聴く~6BQ6/6CM5(EL36)/12GB7/25E5(PL36)
テレビの水平出力管4兄弟。電源電圧が低い、さらにスクリーン電圧が低い、そして変わったヒーター電圧。トッププレートは共通でもスタイルもまちまち。
この4管の足の接続はほぼ同じ。ですから変換ソケットを作れば差し替えられます。このソケットは以前作ったもの。
ヒーター電圧対応のしかけはこれです。
これで6.3V(6V)、12.6V(12V)、25V(24V)(そして100Vトランスレス管の場合)
6BQ6 Vp=200V、Vsg=120V Vf=6V 4本の中では少し背が低い。
シンバルに特有な音が有るが、ピアノはしっとり、中低域はしっかり、ベースのピッチカートもしっかりしている。弦のボーイングささやか。
6CM5(EL36)松下 条件は同じ
少し背が高い球。シンバルは細く6BQ6より出る。ピアノ音は綺麗で少し前に出る。
中低域の押し出し少し少ないがバランスよくまとまっている。
12GB7 Vp=200V、Vsg=120V ヒーター電圧12V。少し太い球。
ピアノ密やか、少し細いがキャンキャンした音も出る。リムショットが目立ち、シンバルは独特の音で金属感があり。中低域のバランス良くふっくら軽く輪郭は在りリズミカル。大人びた感じの音。
25E5(PL36) Vp=220V Vsg=120V、ヒーター電圧24V。
スマートな球。EL36とはヒーター電圧違い。ベースが粘っこい、ピアノは少し平たい。シンバル、スネア音が目立つが細い。ライブ感があって楽しい。
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