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2013年6月17日 (月)

実験アンプで未試聴管を聴く EL35

これまで聞けていないものや、キット改造では動作が吟味できなかったり真価が発揮できなかったと思われるものを聴いて行きます。

EL35(3結) 

ELシリーズと言えば、代表格ポピュラーなのはEL34(6CA7)でしょうが、EL34のように高い電源電圧で使えるものではないようです。

以前から入手していたものですが外観はスマートでエレガントな感じですが音印象はその外観ともEL34とも違います。

RL=5KΩ、RK=330Ω、Vp=230V、Ik=45~50mAで試聴しました。左右でブランドが違い(マルコーニ?とフィリップスで)で特性も音質も違います。音質は主に音の太さの違いです。

R0034153

ピアノは太めでしっかりして、ベースははずみ粘っこい。シンバルはやや引っ込みがちですが少しざらっぽくライブ感はあります、全体としては奥行きもあり、ダイナミック。出力トランスも良いのでしょうがシングル動作ながら低音は楽しめます。

R0034152

この実験アンプの面白みは、電源電圧、バイアスを数値を見ながら変えられること、RLや動作(多極管、UL接続、3結)が切り替えられる、試聴して音質を聴いてその管ごとに調整して行くことができることと思います。EL35は試聴してみて3結が気に入りました。

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