実験アンプで未試聴管を聴く KT-33C
KTナンバーと言えば、KT-88、そしてKT-66が断然有名ですが、KT-33Cというのもあります。ヒーター電圧が25V、プレート、スクリーングリッド電圧が200Vと、既存のアンプではちょっとやっかいな球です。実験アンプのトランスにはヒーター巻き線がありません。必要なレギュレーターを使う方式なので、24Vを使えば良く、B電圧もHi、Low2段切り替えにそれぞれ4段階あります。Hiレンジの最も低い電圧を使えば200Vくらいなのですが、ヒートアップまでレギュレーションの関係から高めの電圧が出ますので、Lowレンジの最高電圧を使いました。
KT-33C(GEC製) UL接続
Vp=145V、RL=5KΩ、Rk=330Ω、Ik=32mAで試聴
ピアノ音は鮮烈で表現力もあり、高音でダイナミックな音ではひずみぽさもあるが、中音はまったりとしている。ベースはしっとり、シンバルは前に出て、スネアはバラけるが、全体としてはまとまってバランスも良い。低域はブカブカだが、弦のボーイング、ヤニ音はとても刺激的。
動作ではUL接続が良かったように思います。
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