実験でアンプで未試聴管を聴く 6080(GE)
レギュレータ管としては基本的なものです。GT管なのでスタイルもすらっとしており、ベースも金属で大型、外観としてはKT-88に対する6550的魅力(こちらは3極管)という方もいると思います。6080は双3極管です。
実際にオーディオではOTLアンプの出力で使われた雑誌記事などが記憶に鮮明です。
5998A、6AS7Gなどで使ってきたソケットアダプターがここでも使用できます。
Eb=195V Rk=900Ω RL=2.5KΩ Ib=65mAで聴いてみました。1ユニット使用です。
外観からはしゃれっ気なく無骨な印象がありますがレギュレータの中では音バランスは良い方で豊かな低音域と繊細雄な高音、マイルドな中音が楽しめます。
ピアノの音の表現では3極管らしい部分が出ており、シンバルやスネアなども程よい金属感もあって
OTLでなく出力トランス付きのアンプで十分楽しめると思いました。
6AS7Gで始まる何種かのレギュレータ管のオーディオアンプ活用は過去より知られているところです。3極管アンプの良さはここでも生きていますが、十分なヒーター電源が必要なことや、やや低めの電圧で電流をとるところなどはなじみのオーディオ出力管とは少し違うところ。また管の構造から電極間の空きまが狭く、配置や管内の異物でのトラブル、また発振など話も聴きます。また管のばらつきも大きいなどとも言われます。幸い自分の入手した球や用例ではこのようなことはありませんでした。
« DV-7研究会東京地区例会開催 | トップページ | DV-7東京セミナー »
「オーディオ」カテゴリの記事
- アンプ修理(2025.06.04)
- T&K SINGERS第53回定期公演(2025.04.26)
- 日本音響学会からお知らせが届く(2025.04.07)
- 吉祥寺パルコ オーディオ・ユニオン開店(2025.03.20)
- 不活用品の出品整備(2025.02.21)
コメント