TU-8200 出力管の動作モードを切り替える
今回のTU-8200で導入された動作モード(5極・UL・3極接続)切り替えは、エレキットにはいままでなかったところです。
過去改造実現するには出力トランスにはSG端子付きのものに換装することが必要でした。SG端子の付くトランスは上級のものでもあります。基板のジャンパー線の差し替えで切り替えことができます。
この3種の音質や動作については説明書にあるとおりで、自分もTU-8300の改造や、最近のユニバーサルアンプでUL接続では良い結果を得ていました。
今回付属の6L6GCで、キットのまま改造を行わず試聴を行いました。
3極管接続はつぶのそろった刺激の少ないなめらかなピアノ音、ボーカルが楽しめる反面、出力および感度が下がり、エネルギッシュな感じや躍動感、面白味が下がる感じがします。一方5極管接続は、中高域がやや刺激的で、中低域に力が足りない感じがしました。UL接続はそれぞれの良いところ取った感じの音で、音楽を楽しませてくれます。
実際に各動作で測定をすると、それぞれの動作の特長がうかがえるデータとなりました。
特にダンピングファクターの変化も測定に現れ、試聴でのスピーカーの低域の音質傾向に一致するところです。
5極接続(100、1K、10K)
3極接続 (100、1K、10K)
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