TU-8200の改造と活用
TU-8200は動作形式が出力管の接続で(5極、UL、3結)選べる上に差し替え可能な球もあるので、改造までしなくても楽しめる内容はたくさんあります。それらについてはこれから日々やって行きたいと思っています。
TU-8200の改造で説明書にヒントとしてあり、基板に仕掛けがあるのが、カップリングコンデンサです。またカソードのバイパスコンデンサの交換も書かれています。しかしコンデンサが音質にはたす部分は電気的な働きとの関連もありますが、もともと良質であれば交換しても音質差はわずかで、ほとんど変化のない場合もあります。真空管のような能動素子で、非直線性の高い部品とは違います。端子や線材も同様で何が支配的であるかがあります。粗悪・不良は別ですが、かける部分にはある程度目安はあるものです。しかし趣味から言えばわずかであっても高額をかけるところにこだわり満足感があるのかもしれません。
さてTU-8200の前モデルがTU-879があり、これは出力管銘柄でSやRなどが後に付きます。こうしたモデルとの音質差など聴き検証するのも面白いと思います。
右TU-883改造。内容的にはTU-879R相当の状態。出力管は同じ6L6GC。
こうした活用楽しみ方としては横に広がるものだけではないと思います。
1960年代のオーディオの楽しみ方としては、個体を追及というよりは
個々の強弱点を他のコンポーネントをどう組み合わせ成功させるか・・・という楽しみが多くありました。その点今はソースがデジタルだけさびしいのですが・・・
評論家たちがこうした組み合わせをいろいろ提案したものです。上記の例ではスピーカーがユニットですがハンドクラフトはオーディオ追及の常識でもあったと思います。
こちらはあの長岡鉄男氏が考えたシステム。(いずれも1969年雑誌から)
こうしたことを考えると
TU-8200の評価でいえば、組み合わせのスピーカーを検討してその良さを出して行くことも楽しみの1つと言えると思います。
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