エレキットTU-8200に差し替えられる真空管
すでに、ご質問も頂いていますが、お題としていただきました。
説明書にも内容は若干ふれられていますのでそちらも参考にすると良いと思いますが
前のモデルになるTU-879も同じコンセプトを持っています。
こちらはCQ出版のムックから。
原理としては、1)同じピン配置をもち、同様の動作目的を持っている真空管 2)動作特性が類似している 3)アンプに対する定格をもち、アンプにも十分な容量がある
という条件になります。
真空管はいくつも用途があって、その目的作られたものの中には類似や兄弟関係にある球もあって、ピン接続が同じものがあります。
その中でヒーター電圧が同じで、アンプが共供給できるだけの容量であり、同様にB電源電圧供給の耐圧、動作容量も十分であって、またアンプ側でも供給でき、真空管として耐えられるかどうかアンプは逆にへたらないか・・という条件がまずあります。
ここまで来るとある程度の定番とおなじみというという置き換えが出てきますが、どこまで広がるかはアンプの回路としての対応力があります。これまでの多くは自己バイアスをとるものでこの回路の対応力で動作させるというものでしたが、エレキットの最近のもでは、完全の自己バイアスではなく、固定との中間的なもの、補正するものなどもあります。
ただこれも調整や定数を変更すれば別ですが範囲というものがあり、アンプの保護回路が働いてしまうほど電流が流れてしまえば動作させることはできないことになります。
説明書にある品種で実験されれば問題ないと思います。さまざまな音や形態を楽しめるのはこの種のアンプの楽しみです。アンプはある品種だけが挿せ、それも調整を要するというのが本来最良の動作音質を追及できる・・・という考え方もあるのでどんなアンプでも差し替えができる・・・という訳ではないの注意が必要です。
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ご説明ありがとうございますm(._.)m
TU-8200もうじき完成しそうです♪
音が出てくれるのか不安もありますが、今から楽しみです。
投稿: MOTU | 2014年2月 9日 (日) 13時03分
いよいよ音だし楽しみですね。
参考に音だし後のチェック方法を掲載しました。
http://mtomisan.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/tu-8200-55e4.html
修理などの参考情報と、動作切り替えと、差し替えのアウトラインを近々に掲載して行こうと思います。
投稿: 初恋天使 | 2014年2月 9日 (日) 16時27分