TU-8200をヘッドホンアンプとして使ってみる
これまでのエレキットのアンプではTU-882Rのような専用ヘッドホンアンプはありましたが、パワーアンプにはヘッドホン端子はついていませんでした。真空管アンプ隆盛の1960年代半ばでもヘッドホン端子がパワーアンプに着くケースは珍らしかかったと思います。
今回のついた端子を試してみました。ヘッドホンはまずオーソドックスなソニーのCD-900。
これが思った以上にいいですね。出力管6L6のキャラクターと合うのか、ツヤがあって好ましく低音も十分に出る感じがします。
あまり背面を出すことは少ないので、TU-8200の背面の様子です。入力は2系統あり、スピーカー端子の間のスイッチはスピーカーのインピーダンスの切り替え用です。
工房にあるほかのヘッドホンも試してみました。
ゼンハイザーでは6L6のクリアーな中広域が冴えて魅力的なサウンドが楽しめます。
懐かしいところでヤマハのHP-1です。ビンテージで鈍重な感じなりやすいこのヘッドホンも十分ドライブしてくれました。
ベイヤーのDT-48です。硬い音を出しやすいヘッドホンですが、さすが真空管アンプ、それもスピーカーをドライブできるアンプだけにうまく低音を出してくれます。
1960年代仕様も価格も最高級であったパイオニアSE-50です。TU-8200との組み合わせでは快い低音を出してくれました。
音のバランスではSONYのCD-900が中でも良かったと思います。ヘッドホンを鳴らすためにTU-8200を用意するのは少し贅沢でしょうか。けっしてそんなことはないと思います。ヘッドフォンオーディオ派の方にはヘッドホンアンプとして一度聴いてほしいアンプだと思います。
聴いたソースはCDは
アナログディスクはダイレクトカッティングシリーズ。CDより広い周波数帯域を持っています。
ヘッドホンオーディオはこちらも参考にしてください。
« 節分 | トップページ | DV-7名古屋セミナー・DV-7ビデオ研究会名古屋支部 »
「オーディオ」カテゴリの記事
- 週明け雨からスタート(2024.11.18)
- 作ったツールのテスト(2024.11.12)
- ツール製作(2024.11.10)
- 電子部品到着(2024.11.08)
- トランジスタ技術2024年12月号(2024.11.07)
コメント