TU-8200 出力管差し替え KT-88篇
60年代オーディオを始めたころ、KT-88の存在は知っていましたが、それは海外高級アンプの出力管であって自分が作るアンプの出力管なんて考えたこともありませんでした。KT-88はマッキントッシュのMC275など使われていたことで羨望の球でありましたが70年代半ば、自作アンプの中にも登場したのは、球が輸入され部品店にも、専門誌にも見かけるようになりはじめたことがあったと思います。実はそのころラックスのMB88のようなアンプもありましたが、まさに業務用であった訳です。TU-8200の6L6GCよりは上のクラスのスペックながら、組み立て説明書に差し替え球として出ており、テクニカルデータの消費電力の項に記載されています。TU-8200の前身である定番TU-879の派生モデルTU-883はKT-88を出力管として人気でしたし、3モデル前のTU-8300はKT-88と300Bが差し替えられアンプでしたので、今回の差し替え管では一番人気なのではないでしょうか。
KT-88のビンテージ管としてはGECとゴールドライオン(GL)がありますが、今回はGLです。
付属の6L6GCと同ピン接続で、規格上ながら差し替えができています。
試聴は、CDとアナログ盤を使いました。
アナログ盤はダイレクトカッティング、CDよりfレンジは広いです。
カートリッジはシュアーV-15とテクニクスの205CⅡです。
スピーカーは3wayはJBL4312M、2wayはFostexのM100HR+FT-200HDネットワークはメーカー推奨値、フルレンジはFF125WK、いずれも現在入手が可能なものです。
ソースはジャズ、フュージョンから、女性ボーカル、クラシックまでいろいろと。
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