TU-8200 出力管挿し換え
引き続きビンテージ管から聴いてみましょう。
GEC KT-66
ビーム管としてとても著名です。
UL接続、-27dB入力 1Wで歪1% 最大出力6.8W(10%) DF=16
3結時、-23dB入力1Wで歪1.1% 最大出力6,6W(10%) DF=25
3結にするとストリングスにまとわりついていたものがとれます。シンバルのアタック音がしっかりしており、切れも良いです。
工房には、現行管としてGD,GL(新、)、ソブテック製があります。
マルコーニ KT-67
管の形状も、ソケットも変わっています。変換ソケットを以前作ったもので挿すことができました。
UL接続では、サウンドはダイナミックでしっかりしており、ギターに生々しい感じのクセがあって、立ち上がりが良い音です。ストリングスには存在感があって、金管楽器の響きもうつくしい。
UL接続、-29dB入力 1Wで歪0.9% 最大出力7.8W(10%) DF=9
3結時、-26dB入力1Wで歪1.5% 最大出力5W(10%) DF=16
EL-37

UL接続では甘くふっくらした低音、シンバルなども細かいところまでニュアンスも出て、
音の粒立ちも良く、バランスも良い。
UL接続、-27.5dB入力 1Wで歪1.5% 最大出力7.7W(10%) DF=7
3結時、-26dB入力1Wで歪1.7% 最大出力4.8W(10%) DF=9
フィリップス 350B
音の良いビーム管として知られる球です。ジャンルにとらわれることもなくバランスの追い音です。

UL接続、-28dB入力 1Wで歪1.5% 最大出力7.2W(10%) DF=16
3結時、-25dB入力1Wで歪1.5% 最大出力4.5W(10%) DF=30
どれが良いという単純なものでなく、それぞれに個性があります。
現行管としてGD製があります。
このほか、EL-33,EL-35がありますがプレート損失からは難しいようです。
EL35
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