TU-8200 意外な球で好結果な挿し換え管
以外と知られていない・・・という球の中にも好結果な出力管がありました。
EL35
規格的にはTU-8200に挿すにはぎりぎりいっぱいに近い。
3結でストリングスは鳴いて、しっかりした音。ベースははずみ、リム音はやわらかく鳴る。
UL接続 -28dB入力1W歪1%、最大5W(10%)DF 16
3結接続 -24.5dB入力1W歪1.2%、最大3W(10%)DF 20
TU-8200の自動バイアス回路では、電流で75mA前後になり、
プレート損失では25~30Wクラスが対象となることが多い。
しかし、これより下のクラスの球でも傷めることなく鳴らすことできる場合があります。
EL12
EL156 用のアダプターで挿すことができます。
ブラス、オーケストラもさわやかに鳴り、ダイナミック。
音の立ち上がりは良く、ライブ感もあり、ベースのボーイングやギター音もリアルです。
UL接続 -34dB入力1W歪2%、最大5.5W(10%)DF
3結接続 -32dB入力1W歪1.8%、最大3.3W(10%)DF
7591 日立
UL接続 -32dB入力1W歪2.2%、最大4.3W(10%)DF
3結接続 -30dB入力1W歪1.6%、最大2.7W(10%)DF
843
ヒーター電圧も違うので、特殊なアダプターになりますが
傍熱3極管の843も鳴らすことができました。
バイアス電流も少なめなので、出力は小さく、歪も大きくなります。
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ところで質問です。
843の電流値が36nAですが、TU-8200のオートバイアスはそういう構造なのでしょうか?(75mAくらいの一定値にする回路というイメージですが)
投稿: TU-8200沼 | 2022年1月13日 (木) 07時28分
書き込みありがとうございます
EKでは最適バイアスという言い方をしてますね
球によっては違うということなんでしょう
確かに球によっては50mAを割る場合もありますし
6384では90mAなんてこともありますね
>TU-8200沼さん
>
>楽しくTU-8200関連の記事を読んでおります。
>ところで質問です。
>843の電流値が36nAですが、TU-8200のオートバイアスはそういう構造なのでしょうか?(75mAくらいの一定値にする回路というイメージですが)
投稿: mtomisan;初恋天使 | 2022年1月13日 (木) 15時40分
なるほど、これはかなりクセのある回路ですね。
私はTU-8200Rですが、たぶん回路は同じと思います。
12Ωがパラ(6Ω)になっている箇所がオートバイアスの検出抵抗のようなので、そこの抵抗値を意図的に弄るとどうなるのか、研究してみようと思います。
投稿: TU-8200沼 | 2022年1月13日 (木) 20時24分