TU-8200 カップリングコンデンサの挿し換え試聴
さて試聴です。
・OrangeDrop715P 0.1u 600V(オレンジ色)
SPRAGUE社のポリプロピレンフィルムフォイルコンデンサー
耐圧600V
サイズ
0.1u 17mmx28mm
管楽器には透明感があり、JAZZでは躍動感が有りソロピアノにツヤが、
ロックのギターはエネルギッシュ。
・0.1u 400V MKT1813 ERO FILM CAPACITOR(黄色)
MKT1813 ERO
オーディオ用途にお勧めです!
サイズφ約6.5mmx18.5mm
ブラスやピアノは甘く、ロックのギターにも破たんがありません。
Cornell Dubilier 0.1u 600V 940Cシリーズ
WESTERN ELECTRICのコンデンサーをKSナンバーで製造していた
事で有名なCD社の高品質フィルムコンデンサー。
サイズφ9mmx34mm
ポリプロピレンフィルム
管弦楽器の響きは綺麗。ピアノはやや乾いた感じ、ギターも落ちついた感じです。
・MALLORY 150シリーズ
ポリエステルフィルム
105℃品 無誘導
0.1u 630V 8x26 \200.-
ブラスには表情が有り、ピアノも表現力豊で、ギター音ものびのびする感じがします。
・フィルムコン(灰色)
0.47μF×2 630V
日通工
音色に色が有る感じもありますが豊でピアノは優しく、分解能は高い感じではありませんが中域にえねるぎエネルギー感があります。
付属のフィルムコンデンサ
無誘導ポリプロピレンタイプ
音質的には遜色なく、オールラウンドでバランスの良いものと改めて思います。
カップリングコンデンサの種類による音色差はさほど大きく感ずるというほどではありませんし、
個々の良しあしよりは組わせる球などの条件や好みによって評価は分かれると思います。優秀なコンデンサを使う限り音質差は調味料のようなもので
特に組み合わせるスピーカーの音質、クオリティーで差異の大きさ評価変わってくると思います。TU-8200にとってはまずスピーカがどのレベルのどんな条件であるか、そして出力管と音楽や音質の好みのマッチングがあっての味つけ・・・というのが私見です。なお上記試聴は自作3wayスピーカーのものです。
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