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2014年4月11日 (金)

TU-8200 出力管挿し換え KT-66~現行管

KT-66は1937年イギリスGECで開発されたビーム管で、イギリスのQUAD社の2型パワーアンプに使用されて知られています。
またHiFiアンプのタイプとして有名なウィリアムソン・アンプの出力段はこのKT-66 の3極管接続PPで、球の優秀性を誇りました。
6L6GCに比べ音質の秘密はヒーター電力の違いによるとも言われ、KT-66は6.3V/1.3Aは、6L6GCの6.3V/0.9Aの約5割近く大きくなってます。

過去からKT-66の3結は6L6に比べ高い電圧が印加でき、純3極管の300Bや50など大型管並みの出力が得られることが知られています。

GEC KT-66

R0037655

オリジナル・ビンテージ管です。クラシックでは3結が良く金管の響きがきれいで、オーケストラのダイナミックなスケールも表現してくれます。弦のすれ感は独特のものかもしれません。
JAZZではUL接続でベースのハリ感も見事、音楽のめりはり感は本当に音楽を楽しませてくれると思います。
ロックやポップスは、分解能も高くダイナミックで各楽器音はクリアな感じさえします。フュージョン系ではギターなど透明で躍動感が有り、エレクトリックギターは音がよく伸びます。

R0037654

UL接続 -27dB入力1%(1W)、6.9W(10%)
3結       0.9%(1W)、3.8W(10%)

有名な球だけに過去より現行管がありました90年代前半は6L6をベースとしたものがほとんどで、外観、構造、音質で不満が残りましたが、90年代以降、置き換えるための類似球が開発されています。

GD KT-66 レトロ

R0037657

この球が出た当時としてはKT-66の本当の差替え現行管がなく名ばかりのKT-66が出ていた中、外観や構造もそっくりで本当にうれしく思いました。中古ビンテージ管に比べて1/5くらいの価格で入手できた記憶があります。
GDはコールデンドラゴンで、金の竜のロゴが入るのですが、GECをまねてGDのラベルが貼られるなど心憎い作りがされています。

クラシックの金管のきらめき美しさ、そして奥行き響きの透明感は独特で、ビンテージ管にもないものと感じました。
JAZZではビンテージ同様のダイナミックな音の良さがあり、ソロピアノの音がよくとおります。ロック、ポップス系では力強さもビンテージ管同様の中にもシンバルの響きは美しく雰囲気が出ます。

R0037656

UL接続 -27.5dB入力0.3%(1W)、5.8W(10%)
3結         0.45%(1W)、3.9W(10%)
みかけるようであれば入手されておくとよい球だと思います。

GL KT-66 ジェネリックス

R0037659

これはロシア製の現行管です。プレート構造はオリジナルによく似ているのですが、ゲッターが下ではなく上にありそのために管の頭部が高く、銀色なので(オリジナルは頭部が透明)せっかく内部が似ているのに残念な外観になっています。

全般にめりはりがあって、オリジナルとは対比されると思います。クラシックでは管に輝きがあり弦も先鋭です。ロックなどで鈍る3結ですが、この球でバランスも良く、シンバル、ギターの通りも良く好感が持てると思います。
オリジナルとは少し違うサウンドながら、これはこれで1つの良いものではないか、多種の差替えをする方には1つ持っておきたい現行管ではないでしょうか。

R0037658

UL接続 -26.5dB入力1.2%(1W)、6.9W(10%)
3結          1.2%(1W)、3.9W(10%)

ソブテック KT-66

R0037661

現在は発売されていないのかもしれませんがヤフオクで手に入れました。
ロゴはKT-66ながら、外観はベースが金属でだるま型まるで6550似で中のプレートなどはKT-88をそのまま小さくしたような形態と面白いです。

音はKT-66の流れとは違うもので、クラシックは無難鳴りますが平面的、ロックなどはダイナミックではないですがギター単体では味があります。透明度は高いのかもしれませんがシンバルの響きは細かいですがやや無機質でしょうか。

R0037660

UL接続 -29dB入力0.85%(1W)、6W(10%)
3結        0.9%(1W)、3.5W(10%)

R0037662

左からGEC、GD、GL、ソブテックの各KT-66

以上、KT-66でしたがTU-8200では差替え管としてすくなくとも1種は持っていたい管種であり、

聞く音楽で3結、ULを選ぶと良い結果が出る球だと思います。

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