TU-8200 出力管挿し換え6L6GC 現行管2 まとめ
引き続き6L6GCです。
各メーカーから出てますが、構造音質とも異なると思います。
Toronal 6L6GC
みかけつくりも無骨でいかにもロシア管で印象は6V6を思わせます。
音の印象はこしんまりしており6L6の印象とは異なります。
JAZZのソースではベースがふっくらしておりピアノはひたひたと鳴ります。
ロックのソースでは生き生きとしたものが有り、フュージョン、ポップス系ではまじめな音がします。
ゲインも高いようで、他とは違う球のように感じます
UL接続 -32dB入力、1W時1.5% 最大出力6W(10%)
3結時 1W時1.6% 最大出力3.3W(10%)
ゴールデンドラゴン 6L6GC
90年代の生産品です。
この時期、アンプの補修用にオリジナルの置き換えに出ていました。
クラシックでもよくなってくれ、弦にもコシがあります。JAZZでもベース~中低域にかけてもツヤがあり、ピアノソロも前に出ます。
ロック、フュージョンを聞いてもバランスがく、ポップスのサウンドも明るく鳴ります。
UL接続 -28dB入力、1W時2.2% 最大出力5.W(10%)
3結時 -24dB入力 1W時0.7% 最大出力3.6W(10%)
クラッシックコンポーネント 6L6GC
エレキットのTU-879Rに付属していたものです。
クラシックでは弦がかすれ加減ですが、JAZZのベースなどは弾んで楽しく聞けます。ロック、
フュージョンなどのギターでは色付けがあり、評価は分かれるところです。
UL接続 -28dB入力、1W時1.3% 最大出力6.4W(10%)
3結時 1W時0.7% 最大出力3.5W(10%)
6L6GCをまとめると現行管には外観構造からもタイプがあることが解り、また音質にも違いがあることが解ります。自分は6L6GCはダイナミックさやオールマイティーを望むよりは好みや聴くジャンル、音楽に合わせて選ぶ管種だと思っています。独特の郷愁のある管種だけに思い入れも多いのですが、ギターアンプなどに使われてきたということで言うでもありませんが、奔放なギターサウンドを期待したいところでもあります。
そんなところ個人的セレクトのまとめでは、視点はそれぞれ違いますがTri、GD、Tung-SOLとなりました。
出力管全般についてはこちらもご覧ください。
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6L6GCの比較、ありがとうございました。
非常に参考になりました。
TriかTung-SOLあたりを試してみようかなと思います♪
投稿: MOTU | 2014年4月10日 (木) 22時50分
旧来の6L6GCの線を狙うなら外観も含めTung-SOL、6L6品種の特色を離れて、完成度の高い球はTriだと思います。あとはどんなジャンル、どんな楽器を生き生きならすという視点で6L6GC現行管を見れば、それぞれのメーカーがあると思います。6L6GCの現行管各社では選ぶ側の視点をはっきりさせることが良い結果につながると思います。
投稿: 初恋天使 | 2014年4月11日 (金) 13時40分