MCカートリッジ研究
出した原稿のホローが続いてます。量が量ですから。それは別としてオーディオ話題。楽しい別冊が出ていました。こちらもアナログブームの影響のようです。読んでみて現行製品に果たして魅力的なものがあるのかよく解りませんが、1978年の評論家長島氏の記事の復刻掲載は注目で、懐かしく現時点の視点でも興味深く読めます。しかし当時の製品ライナップを見ても今1つピンと来なくて1978年はオーディオブームのピークを越え始めていたことも感じます。個人的なことですが1978年は最初の就職で自分がオーディオメーカーに入社して、2カ月の販売実習で地方都市の駅ビルの小さな試聴コーナーを持つ店で自社のオーディオコンポを売った年でもありました。たしかミニコンポなどが出始めた頃で、マニアには全盛を越えていたように思います。時代は多様化も迎えた頃で、ヘルパーながらメーカー製品を売らず、当時すでに真空管アンプとして珍しかった修理返りの店のSQ38FDを高額で売って店長を困惑させるようなことを思い出します。
MCカートリッジに限らず魅力的な製品が出た頃はMK2、MK3など定番製品が生まれ、それを崩すべく新製品が出ていた70年代前半~半ばであったように思います。特にMCカートリッジならデンオン103、スペックス、サテン、FRなどが頑張っていて、大手メーカーも無視できなくなった頃、SPUなどはアーム、プレーヤを選んでしまうので組み合わせの楽しい中では別格であったと思います。そんな意味では過去製品記事は復刻して断面を切り取るには時期が難しいと思いますし最適ではない感じもし、手がかかっても歴史を追ったものにすべきだったと思います。
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