昔、はじめて作ったアンプ
1968年1月号の子供の科学なので、この本の発売は前年の12月のはず、冬休みに秋葉原に行って部品を集めた・・・ということなのかもしれません。アンプ自体はマイキット(オールマイティ)で組んで、名前内容は解っていたことになります。夏休みとも記憶するのですが、部品はなじみであったラジオストア・ラジオセンターではなくラジオデパートだったかと。
単なる郷愁ではなく・・・あの頃はまだオシロスコープも持っておらず、たぶん存在すら知らなかった・・・どんな特性で、どんな音がしていたのか・・・と思った次第。
デバイスはプリ段とバリスタが当時のものが残存していました。松下の石はあまり使わなかったのでたぶんそのものだと思います。出力段は残ってなくて、ポケットラジオのキットジャンクから外しただろうもので代替え。他は現代の部品です。当時もそうですが、このラグ板に構築ハンダ組は再現性が高く一発で音が出ました。最大出力は0.1W(10%)、F特は-3dBで約500~7K。当時はゲルマラジオを繋いで大きな音が出ることで感激していました。今見ると低域は全然出ませんがNFもなく矩形応答は意外にすなお、山水のトランスに変な特性がないのでしょう。当時、スピーカはフォステクス(まだフォスター)の小型(これはたぶんストアのスピーカ部購入)5cm径だったのかと。しかしこれでフォスターといメーカーを知ったと思います。
今思うとアンプづくりが中一でこんなアンプとは遅いスタート(電気いじりはその3年前からスタートしていた)でしたがそれだけに、一気に盛りあがっていたと思います。これを作った年の後半には無線と実験の別冊など見、翌年(中3)はラジオ技術を見ていた訳ですから。
徹夜、早朝で原稿を仕上げてですので、ぼんやりした頭での1日でした。
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