エレキット TU-HP02レビュー3 電池を入れて始動
動作テストもかねて(到着して5日まだ電源も入れていないので)TU-HP02に電池を入れました。
それにしても、基板をうまく組み合わせた内部構造には脱帽です。エレキットの近年のTUシリーズのアンプを組み立てた方は感じていると思いますが、回を重ねるごとに基板組み合わせてによる立体構造化は他にないところで、設計の方の苦労とこだわりと思いますが、TU-HP02の内部構造を見ると感心します。基板ではそるのでは?と思われる方もいると思いますが、エレキットで使用されるのは歴代しっかりしたもので今回はそれを多重に組み合わせてさらに金属シャフトを入れるということで、全体にTU-HP01にあった、華奢な感じは粉飾されています。電池を搭載する金属の塊のような重量感があり、バランスも良いと思います。
確かに電池交換が背面ネジ1本で可能になったのは楽です。ケースインするときに一瞬勘合が悪いような感じが心配はいらず、背面ネジをしめると自然に入って行きます。この背面ネジをまわして内部シャーシを出してもネジが落ちないのはTU-HP01と同じで、ネジをすぐになくしてしまうという方にも安心な構造。部屋なら良いですが、アウトドアで電池交換しても安心というところです。電池の入り具合はやや硬めで、振動や経年変化を考えてもこれも安心なところです。前後しますが・・・電池はとあえず単3のアルカリを入れてみましたがニッケル水素でも動作するようです。
ハイレゾのウォークマンと接続してみました。こんな感じで、ケーブルの長さ、接続の配置も違和感はありません。
TU-HP02をノーマルのウォークマンに接続してみました。ケーブルの長さが気になって、TU-HP01に付属していたものと比べてみました。
赤が以前のもの、下の黒がTU-HP02に付属するもので長さで2cmほど長くなっているようです。外見から見る線材は変わっていないようですがプラグ部分がかわっていて若干太くなるとともに若干のくびれがついています。TU-HP01の時は細くて抜くとき握りにくいなとちょっと思っていたところでした。
ブログが読む方は些細なつまらないところ・・・と思うかもしれません。TU-HP01の時はエレキット製品にやはりハンドクラフト製品として位置付けで、自分自身も付属物などは些細なことと思ってました。しかし、そうしたメーカーがパッケージにあるように「完成品」ビジネスをはじめた訳です。それにはやはり完成品としての完成度というのを意識してきた、それが付属するケーブル1つにも見える・・・それはオーバーなことではないと思ってます。これまでは自分で組み立てたり、TU-HP01にようにユーザーがOPアンプ交換でサウンド作りに参加できると言った商品でした。真空管アンプではTU-879のように出力管の挿し替え、TU-8300のように名3極管の挿し替えアンプでトランスなど部品交換を意識したもの、そしてTU-8200ではULや3結といった動作モードの選択+出力管挿し替えと積極実験オーディオでは類を見ない製品を繰り出してきました。そのメーカーが作る完成品、それも今人気のポータブルオーディオ、細分まで見るのはユーザとして是非したいところです。
さて、スイッチON、VIRTUAL TRIODEのランプが点灯、最近ダウンロードしたハイレゾ音源のサウンドが響きました。その瞬間からなるほど・・・という音、ここからはじっくりレポートさせてください。(続く)
引っ張るな~という方すみません。せっかくの美味しいお料理は目からも、そしてじっくり味わいたい・・・というところなのです。
バーチャルトライオードって・・・大好きな話題です。トライオードは真空管の3極管、一般に真空管でも音が良いと言われてます。このことを書けばブログ1カ月連載でも終わらないと思います。家には沢山あって、そのうちの9割はアンプを作って音を聴いています。
こちらをご参考に(現在所有の一部です) 真空管の宝箱
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