エレキット TU-HP02レビュー9 各種ジャンルの曲で聴く
それでは試聴メモです。
ゲインはHiで聴いています。
ノーマル音源からです。平均的なボリウム位置は11時前後です。
「You Look Good To Me」
「The Girl From Ipanema」 Oscar Peterson Trio
低音もふくらみすぎず、ベースも適度に制動されふっくらした感じの音。
ピアノの音は刺激的でなく、出すぎません。左右、楽器の分離は良い。
「More Than A Feeling」 Boston
ディストーション・ギターはつややかで、各楽器も1つづつはっきり鳴ります。
「Dance with Me」 Earl Klugh
ギターの音に適度に味がありますが、着色感やオーバーさはありません。
「Love X Love」 George Benson
ボーカルの後ろで鳴るストリングスが細やか、ギターもまろやかでさわやかな印象です。
「No Mystery」 Chick Corea
各楽器の特徴がしっかり出ますが、主張しすぎ誇張しすぎがありません。クリアな中にもギターの音に腰があり、ベースの音にねばりがあります。
「Only Time Will Tell」 Asia
楽器1つづつの分離が良く、各楽器の定位がしっかりしています。シンバルやハイハットの音は細やかに鳴り、シンセ類の音に混じり込んだりしません。
「Raindrops Keep Falling On My Head」 平賀マリカ
ボーカルの子音の響きも適度に押さえられ、ブラスなどとの掛け合いバランスもくずれませんので、バッキングとの一体感があります。
「世界の果てまで」 山下達郎
中低音に粘り気があって、包み込まれる感じで楽しく聴くことができます。
「Morning Glory」竹内まりや
ボーカルの背景で鳴る楽器やコーラスの1つ1つがはっきりしていてでも刺激的でありません。間に見え隠れする楽器や声を探しだすことができます。
「Separate Ways (Worlds Apart)」 Journey
ボーカルも、シンセ音にも熱ぽさが伝わります。ボーカルの子音が強く響くことがありません。ソロギターの音には腰があります。
「I Can't Get Started」Isao Suzuki Quartet
低音がしっかり出ますが、伸びすぎすぎず腰があります。ピアノも刺激的な音はしないので粘っこさがあります。
「Love For Sale」ジョージ川口とビック4
サックスもシンバルも派手になりませんが、分離はしっかりしています。
「Sweet Georgia Blues」Yamamoto Tsuyoshi Trio
バックで鳴るシンバルの響きが大変細かく繊細、刺激な音が出ないのに塊になることもなくそれぞれの楽器がきれいに分離します。ベースがふっくら鳴り、ピアノソロは中高域の艶が目立ちます。
期待のハイレゾ音源です。
「Moanin' (Remastered 2013)」
Art Blakey & The Jazz Messengers
管の吹き込みや細かい表情が良く出て、分離が良いので1つづつの楽器にかけられた残響(Remasteredでやったのかな)を聴き分けることができます。
「What's Going On」 Marvin Gaye
アンサンブルを構成するパートの多さにはあらためて驚かされるほど分離が良く、聴いていてアレンジの複雑さを発見します。
「Only Yesterday」 The Carpenters
冒頭のバスドラも力があって、ベースも腰があります。かなりの音量(12時)までボリウムを上げてもつまった感じがありません。ソロのディストーションギターものびやかです。途中伴奏でなる木管、多重録音されたコーラスなどとても綺麗に響きます。
「Automatic」
「First Love」
「time will tell」」宇多田ヒカル
一連の曲にあるそれぞれの低音・超低音をどうどうと出しますが、他の楽器がそれに揺すられたりすることはありません。また宇多田のハスキーさが誇張されず、子音も適度の押さえられて聴き易いです。「First Love」のエンディングのギター、ピアノ、ストリングスも暖かくとても綺麗です。
「魚たちはどこへ」 南 沙織
昔から聴きなれたボーカルなどには微妙な違いに気付くものです。ハイレゾで大変分離が良くなった音源ですが、自然な印象を受けるのは、いやな着色がない証拠ではないでしょうか。コーラスとボーカルの分離、それぞれエコー分の違いや余韻の綺麗さが聞こえます。
長くなりましたので総括は別にまとめたいと思います(続く)
« トランジスタ技術2016年1月号特集「情熱のトランジスタ回路」 のオフ会準備 | トップページ | エレキット ヘッドホンアンプ TU-HP02 レビュー10 »
「オーディオ」カテゴリの記事
- 週明け雨からスタート(2024.11.18)
- 作ったツールのテスト(2024.11.12)
- ツール製作(2024.11.10)
- 電子部品到着(2024.11.08)
- トランジスタ技術2024年12月号(2024.11.07)
« トランジスタ技術2016年1月号特集「情熱のトランジスタ回路」 のオフ会準備 | トップページ | エレキット ヘッドホンアンプ TU-HP02 レビュー10 »
コメント