エレキット TU-HP02 レビュー2 外観と電池交換構造
前モデルのTU-HP01とは何かと比較になると思います。ポータブルのヘッドホンアンプとなると音質はもちろん、使い勝手も良いことが望まれます。
梱包箱の構造やパッケージデザイン表記などはいろいろ見方があるのでしょうが、製品本来とはまた違うのでここでは省略させてください。梱包など他の方のレポートで詳しいものもあるようです。なおパッケージの比較は昨日の画像からも解るかもしれません。(内部梱包はTU-HP01が当初の面影がないので)
左02 右01
パネルの配置デザインは大きく変わってはいませんが、TU-HP02では使用乾電池が単4から単3になったため、ケースの厚みが3mm増えています。つまみのデザインは似ていますが径も大きくなっています。パネルデザインは踏襲されて右から入力、ゲインスイッチ、ボリウム、出力です。TU-HP01ではこれらが厚みの半分の高さで同一線上に並んでいますがTU-HP02ではボリウムを除き、下側に並んでいることもあり、ケース外形の角型もあって印象が違います。違うところで言えば入出力ジャックのネジ止めパネル外側のTU-HP01に比べスマートでひっかかりもなく、すっきりした印象に見えることでしょう。配置で言えばパワーインジケータがボリウム横になり、入出力の端子間は広くなって、使用時の見た目も扱いもゆったりするなど、小さいことなのでしょうが、おそらくTU-HP01での使用感などでの改良がされたのかもしれません。
仕様的には入力感度のハイ・ロー切り替え、パワースイッチ付きのボリウムなど基本は変わっていません。横幅、奥行きはTU-HP02はTU-HP01よりも若干少なくなっていますが厚みと角ばったことで比較しては大きく見える感じがします。パネル色は変わりませんが、アルミ部分の表面仕上げが違っていて、TU-HP02はヘアーラインラインになってシャープな印象に感じます。アルミ材の厚みは変わっていない感じですがTU-HP02のほうがしっかりした感じがします。フロントパネルもTU-HP01の1枚からTU-HP02は2枚合わせになり、背面パネルは2枚合わせから1枚の厚いものになって、全体に強度が増したような感じがします。TU-HP01であったソフトでナイーブな印象はタフでシャープな印象となり、特にアルミケース表面に梨地の傷の目立ちそうな印象もなくなったことも含めより実用的な仕上げを指向したのではないかと思います。
他の方のレポートにも多くあるように、TU-HP02では電池交換のための背面の止めネジも中央1個になりっています。ネジはプラ赤のおしゃれなネジから金属ネジで厚みは薄くなったので指のひっかりは少なくなっています。
電池交換はこれまで、電池ボックスを引き出して行う形式でしたが、内部シャーシ一体でこれを引き出す形になりました。内部基板もしっかりしたものがさらに合わせで使われていて金属シャフト3本が通って、かなりしっかりしたものになっています。なお内部シャーシを引き出した際も内部回路が丸見えにならない構造です。さて電池を入れていよいよ動作となります。(続く)
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