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2016年2月13日 (土)

3極管アンプの音

 TU-HP02の説明書には「入力部のFETに真空管(三極管)特性を持たせることにより、真空管アンプのような暖かく艶があり、聴き疲れしない音質を実現しました」とあります。また「三極管特性の魅力」というコラムもあってその特質について解説がされています。

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こちらは1967年に発行された本ですが、ここで出てくるの真空管は当時のもの。まだ中国や東欧などの真空管などが入って来るずっと前のこと。

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この当時でも普通に入手できた3極管は6R-A8や6G-A4と言ったところで、すでに2A3は入手が難しくなっていたことを経験しています。多極管もみな3結でのアンプになっていて、3極管でなければ良い音は出ないと言った風情もある時期でもあったと思います。

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浅野勇さんの300Bの記事はありますが、当時WE300Bの実物を見たことのあった方はそう多くなかったと思います。

3極管でも近代的な傍熱型ではなく直熱型、三極管でも管内接続ではない純粋な三極管という評価であったと思います。

スピーカを鳴らすには、それなりに出力の大きさが必要で、それを3極管でとなると出力管は限られていたと思います。

パワーアンプをヘッドホンアンプとして利用するなら、さほど大きな出力はいらないのですが、300Bのように、過去より評価の高い球はやはり魅力な音がします。どんな3極管パワーアンプでも良いということではないようです。

確かに、1日聴いても疲れない、そんな音ですね。ヘッドホンアンプとしての注意は残留札音が小さいことは大切ですね。

真空管アンプファンにとって、場所やスペースを気にせずどこでも楽しめるTU-HP02は貴重なところです。3極管の音として、どんな球の音に近いのか・・気になる方もいると思います。

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