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2016年2月

2016年2月28日 (日)

2月も終わって、

緊急入院となった母の病院には毎日行っていますが、患者の方の作品ギャラリーがあって、なかなか見事です。

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病院内は広いので、さすがに母が自力でここまで来ることはできません。お庭もお手入れが良く、お花も綺麗です。

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こちらは入院前日に行った、以前から治療していただいている病院の受付

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いよいよ3月ですが、思い起こす大変な2月でした。

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2016年2月27日 (土)

吉祥寺産経学園映像講座

2カ月ほどお休みをしていた生徒さんがパソコンを新調して復帰ということで、最初からエキスをやりましょうということで。熟練の方もポイントの再確認、知らなかったこと、忘れていたことの再確認になりました。本日はまずプロジェクトの作成から取り込み・静止画の演出まで。活用DVDをお持ちの方は中級2の静止画、中級5のHDD活用で復習ができます。

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母の病気

12日間に大学病院に6回通ってで検査診察を受け病気の原因が見つかり、その場で緊急入院のなったの昨日でした。あらためて医者というものは凄いものだと思った次第。家族も、通所施設でも生活機能や意識の低下を脳血管の障害と疑ったのですが、結果は肺炎症によるもので、以前から服薬していた薬の副作用との相乗によるものでした。

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入院の手続きや処理で慌ただしい日々が続き、容体今後の回復も心配されますが、この12日間、原因が解らず続き急激に増えた家族の介護も、場所を病院に移し専門家のもとに行われることになりました。まだ日々、家族の病院への訪問も続きますが、連日医師からの説明も聞くと、快方へ少しづつ向かっているような感じがします。

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そな訳で妻と交代で母のマンションでの見守り介護と夜間の泊まり込み、新刊DVDはDV-7Gでノートパソコンで制作リリースし、原稿は遅れ、ブログ更新は止まっておりました。

2016年2月24日 (水)

エレキットTUシリーズの魅力

エレキットTUシリーズの魅力

 このサイトには多い情報で、現在で言っても真空管アンプTU-8200の検索で来訪される方は非常に多い状況です。

 イーケイジャパンのTUシリーズの真空管アンプキットは人気ですが、
 リーズナブルな価格で真空管アンプをハンドメイドできるというのは大変ありがたいことです。

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 しかしそれだけでなく、品質も良く、工作性も考えたしっかりした構造であることや、作ってからも楽しめる内容となっているものも多いことがあります。
 古くは絶版となったTU-879では類似出力管の差し替えができたことで、後継のTU-8200ではオートバイアス調整回路搭載でその範囲も広く、動作が適正になるように工夫されています。
 また、動作も多極管だけでなくUL接続、3極管接続と切替え(テストピン差し替えのため瞬時にはできない)も出来、ヘッドホン端子搭載と単なる置き換えではない魅力的なキットです。

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 一方、TU-HP02は昨年発売となったヘッドホンアンプですがこちらそうした中をいじる製品ではありませんが、真空管は搭載しませんが、真空管特にその中でも音が良いと言われる3極管のサウンドがするというディスクリート構成のポータブルなヘッドホンアンプ(完成品)です。
 バラエティーのあるTUシリーズで、自分もパワーアンプのTU-8100、TU-8200、TU-8300、TU-883LE、TU-873LE、TU-880、ヘッドホンアンプのTU-882、TU-HP01、TU-HP02、プリアンプのTU-885、CDプレーヤのTU-884・・・組み立て改造所有する訳ですが、作り易さと手軽さ、オーディオを楽しむ心はこのシリーズのキットの魅力です。

かんがえてみると20歳代は自分やご依頼で二十台以上のオリジナルアンプを設計製作したと思いますが、今キットを作り改造することもパズルを楽しむ面白さを感じます。

http://mtomisan.my.coocan.jp/page122.html

2016年2月21日 (日)

2月の新刊DVDリリース

本日「DV7操作の秘訣」「トラブル対応の秘訣」の2本をリリースし、ご予約の方に発送しました、発送が予定より1日遅れ申し訳ありません。

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今回はいつもよりご予約も多く、メーカーの電話サポート終了まで1カ月半を切ったところもあるのかもしれません。ご常連以外もご注文が見受けられます。「トラブル対応」は先月ご要望があったところ、操作の秘訣も緊急リリースで、以前より予定していたタイトルは日程を延期しております。

最近ブログ更新がめっきり無くなったのも、1日の半分、特に夜から朝までを母のマンションで暮らすことになったためでもあります。

今回は制作のほとんどをノートPCのDV-7Gで深夜(というか明け方まで)行いました。

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2016年2月17日 (水)

出力管として優れた3極管は何か

前出の三極管アンプの本の記事の1つには

1)プレート曲線が揃っている 2)グリッドバイアスが深く、プレート電流が大きい 3)目で見てプレートの表面積が大きい 4)プレート抵抗が適当(700Ω~2000Ω)

というのがあります。

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具体的には、当時ほとんど音が知られてなかったWE300B、大型管の845などがあげられていたと思います。

この本が出たころにはすでに2A3が生産中止となって、3極管は6R-A2などのレギュレータ管などもありましたが、ポピュラーなのは6G-A4、6R-A8と言ったところ。

能率の良い球は音が良くない・・・45や2A3は音が良かったと言われた時代

今からは隔世の感がありますが、今でも一部は新しい球が手に入るのですから、自由な時代になったと思います。

2016年2月14日 (日)

DV-7、2月の新刊活用DVD

 すでにお問い合わせが多くきております。今月は久々に2巻を予定しています。

 1巻は「トラブル対応のひけつ」で本年3月末の電話サポート終了の準備に、また知って得する問題回避と対応の実操作紹介します。

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 もう1本が「DV-7操作の秘訣実践篇」 再入門から活用までの重要ポイント操作を実技で紹介します。
 入門から熟達まで、DV-7G/HDを使おうという方どなたにもお勧めできる内容です。習得はもちろん、備えていただくにも良く、また再入門・さらに深くという方にも最適です。
これまでどうも・・・という方の最短コース習得術は、熟練者にも効率活用の重要ポイントです。

 ということでただいま制作中、20日ころのリリースを予定です。

 そして近刊検討中ですが、「DV-7ユーザーのためのEDIUS(エディウス)入門」で、乗換え目的ではなく、DV-7の足りないところを補間させる方法です。

 なお活用DVD42種もありますのでよろしくお願いします。詳細はこちらから。

http://mtomisan.my.coocan.jp/page032.html

3極管アンプが好まれた理由考

 いまとなっては好みの音がする・・・というのが最大の理由のように思いますが・・・

NF技術の発展していなかった戦前~1950年代では裸特性のすぐれた3極管が音の良いアンプとしては優勢でしたが、その分、不経済なアンプでもあって、トランジスタアンプ時代を迎えても3極管の持つ魅力があった訳です。

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 回路技術の進んでいなかった頃は使用部品、真空管の特色性能が音質に大きな影響を与えていたところがあります。NFの弊害はすでに「厚化粧」のたとえにあるように認識されているところで、デバイスが音質に与える影響は何も昔の話ではなく、同じ3極管でも音質差が大きい・・・これは今から50年前、浅野勇氏が書いておられているところでもあります。

 同じ3極管でも効率の良いものは良い音がしない・・今では音の良いとされる2A3でさえ。登場時には旧型の45の方が良いという意見もあった・・・

 確かにラックスのアンプで著名な50C-A10や6R-A8でさえ、純粋な3極管や直熱3極管に比べられて3極管の魅力はないと著書で浅野勇氏は言っています。

 選択は自分の耳で選ぶにしても、真空管と簡単にくくれないように、3極管と簡単にくくるのも難しいと思います。

 真空管サウンドが良いという方は是非そのあたりに触れるアプローチとしていろいろな球とふれるチャンスに挑戦されることは良い音の追及、そこから生まれる音楽の楽しみに幅や深さが広がると思います。

 

 

2016年2月13日 (土)

3極管アンプの音

 TU-HP02の説明書には「入力部のFETに真空管(三極管)特性を持たせることにより、真空管アンプのような暖かく艶があり、聴き疲れしない音質を実現しました」とあります。また「三極管特性の魅力」というコラムもあってその特質について解説がされています。

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こちらは1967年に発行された本ですが、ここで出てくるの真空管は当時のもの。まだ中国や東欧などの真空管などが入って来るずっと前のこと。

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この当時でも普通に入手できた3極管は6R-A8や6G-A4と言ったところで、すでに2A3は入手が難しくなっていたことを経験しています。多極管もみな3結でのアンプになっていて、3極管でなければ良い音は出ないと言った風情もある時期でもあったと思います。

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浅野勇さんの300Bの記事はありますが、当時WE300Bの実物を見たことのあった方はそう多くなかったと思います。

3極管でも近代的な傍熱型ではなく直熱型、三極管でも管内接続ではない純粋な三極管という評価であったと思います。

スピーカを鳴らすには、それなりに出力の大きさが必要で、それを3極管でとなると出力管は限られていたと思います。

パワーアンプをヘッドホンアンプとして利用するなら、さほど大きな出力はいらないのですが、300Bのように、過去より評価の高い球はやはり魅力な音がします。どんな3極管パワーアンプでも良いということではないようです。

確かに、1日聴いても疲れない、そんな音ですね。ヘッドホンアンプとしての注意は残留札音が小さいことは大切ですね。

真空管アンプファンにとって、場所やスペースを気にせずどこでも楽しめるTU-HP02は貴重なところです。3極管の音として、どんな球の音に近いのか・・気になる方もいると思います。

楽器プロジェクト進捗

今月の月刊DV-7研究をリリースしてから3日、工作の進み具合は少し停滞していました。母の通院付添などもあったのですが、技術的な課題も大きくありました。

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今回ネットでデバイスを見つけたのがきっかけでしたが、35年前に使ったデバイスの弟分にあたるもので、資料も散逸していて、メーカーのデータシートを見つけ、これを参考に回路を起こしました。動作も昔使ったデバイスの機能をいくつか落としたもので、25年前くらいに一度工作でつかった記憶もあります。

しかし実際に回路を組んだのですが動作しません、あれこれやっても途中までお怪しげな動作をするばかり、配線を基本からやりなおしたりで、念のためと思い検索ワードなどを変えてチャレンジしたところ、このデバイスを使った製品のサービスノートが見つかりました。

それで解ったのはネットで見つけたメーカーのデータシートのピン配置・番号が全く違います。

驚いた次第ですが、試してみると(全ピン違うの配線しなおし)動作するではないですか!

どうしてこんなことになっているのかは、今となって不明ですが、1オクターブが動作しのこり3オクターブ分の配線となりました。

設計の方は間違っていなかったようで、チューニングチェックを行いました。

2016年2月12日 (金)

真空管サウンド 3極管の魅力

TU-HP02のレビューから発展して、TU-8300に自作のヘッドホンアダプタをつけて聴いてみて感ずるのは、ヘッドホンオーディオの魅力と、真空管の持つの音の魅力です。

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TU-HP02は真空管は使わずに、コンパクトで機動性もあるところで真空管サウンド、それも3極管サウンドが味わえるというところは、またこれまでになかったところだと思います。

エレキットの真空管アンプでも近年、3極管にこだわってきたところがあって、TU8300(3結&300B)のあともTU-8230(2A3)、TU-8233(2A3と300Bの挿し替え)と3極管にこだわり、さらに長く定番機で多極管アンプのTU-879のリプレイスにTU-8200という多極管ながらUL接続や3結(接続により等価的3極)もできるというアンプを開発、提供してきました。

こうした背景は新製品のニュースリリースなどには書かれない、もっと細かくある流れや思想、思惑がきっとあるのでしょう。(ネット、雑誌、ブログなどでもプレスキットで配られるこうした資料の書き写しが大半)

特にTU-8200では専門雑誌「管球王国」でもあらためて高い評価がされるに至っています。

個人的には回路がシンプルなら出力管はもちろん出力トランスが音を決める重要要素なので、TU-8200にもTU-8300的なラボ的感管があってもと思うのですが、そこはヘッドホン端子を付けてユーザーの使い勝手からヘッドホンオーディオへの道との融合を図ったのはさすがというしかありません。

TU-8200を組み立てた際はヘッドホン端子は補助的要素に感じていたのですが、ヘッドホンアンプを検証して行くとまた新たな見かたができると思います。

自分は、昔から、DCアンプをそれではじめたようにヘッドホンオーディオにはある位置を置いて考えてきました。近年修理改造したラックスのS-38SDにも、スタックス用のヘッドホン端子(コンデンサ型用)を設けたりもしました。

http://mtomisan.my.coocan.jp/page122.html

3極管サウンドの魅力は特に1960年代の真空管アンプの終焉(実際は終わらなかった訳ですが)時は音の良さからまさに3極管アンプ開花の時代でもあった訳です。

今はビンテージや現行でいろいろな3極管を選ぶことのできる、当時より恵まれた時代です。直熱、傍熱、管内接続、3極管接続と物理構造的にもいろいろあり、管種により形態だけでなく様々な音色をだしてくれる魅力もあります。(続く)

共立エレック通販到着

Ichigojam周辺関係と不足部品を注文していたのが到着!

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これからのプロジェクトの部品も含まれています。

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キーボード系試作検証中、ICの資料が良いものがなく、母通院もあって、なかなか進みません。

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2016年2月11日 (木)

学研 初代「マイキット」を入手

これまで、なかなか実物を見ることができない初代「マイキット」を入手しました。

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自分はこの初代マイキットで電子回路を実践的に学びました。1965年の正月、小学4年でした。

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こんなでかい帯付きとは忘れてました。透明カバーがあったこと、思い出しました。

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説明書どおり、スプリングに線材を付けて組める回路10例が出ています。

自分はこの初代からマイキットオールマイティに進みました。

http://mtomisan.my.coocan.jp/page185.html

エフェクターの設計と製作 斎藤徳

AMAZONの案内で、チェック予約していたら、本日来ました。エフェクターのビルダー本が多い中、読者がオリジナルのエフェクターを設計・製作できるようなるための解説書と、帯にもあり、AMAZONから案内もあって入手となりました。

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内容をみましたがまえがきにあるように「ただ自分でくみたてたいという」初心者には向かない・・・というのも正しく、本書に上げている参考回路を実際に組み立ててほしい訳ではなく、オリジナルなものを設計するきっかけなってくれれば幸い・・・」というのがまさにあたってます。

 回路の動作原理や計算式は極力抑えたとあるように、エフェクタはそれぞれ適格・簡単な説明がされており、機能ごとに回路図が読み取れるように ということで、製作技術的なところも良く盛り込まれ、市場に多いビルダー本からのエフェクタ造りを上達、応用して行くのに好適な本だと思います。

 こうした本で学んだ方々も現在連載しているトラ技の電子楽器&エフェクタ回路集を興味深く見ていただけると思いますし、設計・製作ではトラ技が難しいという方の良い参考書になるのでは・・・と思います。

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ヘッドホンで3極管サウンドを聴く TU-8300で300Bを

昨日作ったヘッドホンアダプターです。TU-HP02で求めた真空管サウンド、それも特筆すべき3極管の音の追及。それなら、やはり3極管の王様とも言える300Bの鳴らせるエレキットTU-8300をヘッドホンで聴いてみました。

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300Bと言えば1960年代、当時の自作オーディオをはじめた自分にも伝説的存在でした。そのあたりは浅野勇さんの書籍で今でも知ることができます。1930年代に開発され、トーキーのアンプに使われ、戦後しばらく入手しにくい時期もしばらく続きましたが1970年代に入ると輸入品も現れ、雑誌記事もポピュラーになりましたが、何分高価希少で、1980年代入って、中国製などの300Bが入ってきて少しずつ普及していったように思います。

 今回はいくつかある手持ちの300Bのうち、WE300Bに似ていると言われているプスバンの300Bで試聴してみました。TU-8300はトランスをタンゴ製に換装していますのでエレキットのキットそのものではありません。さすがにボーカルやピアノなど自然で豊かな音がするのは、純3極管の名管と言われる300B、それがヘッドホンで楽しめる・・・という楽しみがあります。

2016年2月10日 (水)

TU-8300など真空管アンプでヘッドホンを楽しむ

TU-8200のようにヘッドホン端子を持つ真空管アンプはそう多くはありません。TU-HP02はディスクリートによるヘッドホンアンプながら、FETを利用し回路を工夫することで真空管サウンド、それも3極管アンプ的な音を得ています。TUシリーズの中ではTU-8300が3極管や多極管の3結動作のできるアンプですが、ヘッドホン端子を持っていません。それなら付けるということも良いと思いますが、改造になり工作量も増えますので、ヘッドホン増設ユニットを作っておけば他の好きな真空管アンプにも使用できる・・・というのも良い方法と思い、電子楽器&エフェクタの試作の終わった21:30から工房の部品箱を物色、ケース穴あけ配線して、23時前には手持ちの部品ですが完成しました。

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TU-8300に接続、EL34の3結でチェック、ヘッドホンできけます。

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1時間工作なので、配線もさばさばとやってます。スイッチ付きのヘッドホンジャックの配線が面倒なのと、3.5φと6.5φ両用のしたこともあり、手動でスピーカとヘッドホン切り替えとしました。

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工房ではスピーカセレクタに1ch空きがあるのそこにに接続して、アンプをセレクトするとヘッドホンでアンプの聴き比べもできます。スピーカとヘッドホンの切り替えができるので空きチャンネルは空いたまま確保されます。

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ということでヘッドホンでのチェックも、真空管アンプや真空管の聴きくらべもヘッドホンできるようになり楽しくなりました。真空管アンプとして工房にはTU-8300の他、TU-879、TU-883他自作も含め多数ありますが真空管サウンドをヘッドホンで楽しむことができるようになりました。是非、300Bの音をヘッドホンで聴き、これぞ3極管の音、楽しみたいと思います。

ハンドクラップ・シンセサイザ

今月のトランジスタ技術に製作記事を8P執筆掲載しまして本日発売となりました。

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ハンドクラップをリクエストいただいたのは昨年の7月末特集の楽器エフェクタ製作集のオフ会でした。最初はTR-808の回路を±12電源にし、入手できないデバイスを現行に置き換えるところからはじめたのですが、その後、ハンドクラッパーBOSSのHC-2、AMDEKのHCK-100を参考に叩けてパラメータ可変できることを参考に発展させ、サウンドバラエティーでオリジナルのハンドクラップ音がつくれるシンセサイザとして6パラメータを実現しました。結局正味で検証音づくりで2カ月がかかり特集・連載でももっとも時間のかかった記事になりました。

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連載で7回目ですが、先月のアナログリズム&シーケンサに引き続きのリズムもの、今回でトラ技特集・連載22個目のアイテムとなりました。詳細は本日10日発売のトランジスタ技2016年3月号をご覧ください。早いもので連載も半年を越え、昨夏の特集からは電子楽器+エフェクタの製作で130頁以上を書いたことになります。

2016年2月 9日 (火)

月刊DV-7研究2016年2月号リリース

ご予約をいただいている皆さんに発送いたしました。

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今月号から4Kコーナーを新設、毎月基本から実用まで解説して参ります。昨年夏より始まりました連載、実践教室ではトランジションの効果的な使い方ということで先月のオーバーラップのまとめと、色フェードの使い方、Q&Aは他ソフトで取りこんだ映像データの読み込みや、過去作品のデータの使いまわしとオーサリングソフトの関係など、ビデオサロン連載からやってるワンポイントは静止画利用の基本と活用、そして自分の作っておりますDVDの新刊案内はいままでになかった路線について発表ということで盛り沢山になっております。到着までもうしばらくお待ちください。

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真空管サウンドとヘッドホンオーディオ TU-HP02のレビューをやってみて

今回、集中的にエレキットのヘッドホンアンプTU-HP02のレビューを行って、あらためて真空管サウンドについて考える良い機会になったと思います。真空管サウンドと簡単にくくることができないところはすでに紹介したところです。TU-HP01は真空管も使われたハイブリッドですが、エレキットには純粋そして専用の真空管ヘッドホンアンプTU-882があります。

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 メーカーの指定どおりに組むと真空管にはカバーがついていますが、やはりしっかり見える外してしまいますね。このアンプの面白いところは出力トランスが入った、真空管アンプらしいアンプであることで、なかなか良いを音出してくれます。

 ヘッドホンアンプが真空管であるという発想の逆に、真空管の音をヘッドホンで楽しむという発想もあると思います。エレキットのTU-8200はそうしたことのできるパワーアンプです。

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 ヘッドホンはスピーカと違い、部屋の音響特性に影響を受けないこと、いつも十分な音量で楽しめるなど真空管アンプの音を十分に楽しめる手段でもある訳です。

 特にヘッドホンアンプの価格も高くなって来るのであれば、ポータビリティはないですが、もう少し投資してヘッドホン端子付きのTU-8200のようなアンプも楽しいものです。

各種ヘッドホンでの試聴

http://mtomisan.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/tu-8200-d857.html

 特にTU-8200であれば、5極管やビーム管に対して、3極管接続やUL接続などの動作ができますのでまさにTU-HP02の取り説にある「三極管」の音と多極管の音の違いを比較する・・・と言った魅力的な楽しみもあります。

 そして、TU-8200では出力管の挿し替えもできますのでいろいろな真空管をヘッドホンで楽しむことができるのです。

 そのあたりのバラエティーはこちらから

http://mtomisan.my.coocan.jp/page122.html

 画像はソケットアダプターを作って、ラックスのSQ-38FDの出力管で3極管として著名な50C-A10の6.3V版の6C-A10でヘッドホンを鳴らしている様子です。

 そうなると、真空管の王様とも呼ばれる直熱3極管の300Bが鳴らせるエレキットのTU-8300でヘッドホンを楽しみタオ・・・よいう気持ちも起こってきます。

 

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2016年2月 8日 (月)

月刊DV-7研究DVD2016年2月号制作中

本当に1カ月はあっと言う間です。今月も制作に入りました。

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収録時間は50分、カットしつつ追加もありで編集して45分が着陸予定地点。

今回も図面、画像追加もいろいろあって作業に時間がかかりそうです。

今回より4Kコーナーも新設。

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もうひとがんばりで編集続行です。

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トランジスタ技術2016年3月号

連載執筆の見本誌が来ました。今月はもう連載7回目、作るのはハンドクラップ・シンセサイザ。

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昔少しやったこともあったのですがR社のTR-808やBossのHC-2の回路検証から始まったのでまるまる2カ月かかり、あっと言う間に誌面になってしまった感じ。結果は6パラメータで音を作るというまとめ方になりました。2月10日発売です。

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2016年2月 7日 (日)

なじみのヘッドホンを聴く

ヘッドホンアンプTU-HP02のレビューもある段階まで来ました。ヘッドホンにはそれぞれ個性があって、それが楽器のようにその機種の味となっているものもあります。所有するそんなヘッドホンを聴いてみることにしました。

ゼンハイザー HD414(復刻版)

 確かオリジナルは1969年にオープンエアタイプとして登場、当時として高級ヘッドホンとは思えないは珍しい形、色でびっくり(当時は白系があった)したものです。音はすっきり、重いヘッドホンが普通だったので軽くて疲れないというのも特徴でした。

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今では周波数レンジも狭く、切れ込みも足りない・・・という評価かもしれませんが、逆にまとまりがあって疲れない音でもあります。シンバルは爽やかに鳴り、低音は全般に軽いですが、ボーカルなどはTU-HP02と良く合ってゾクゾクする感じがします。昔発表インピーダンスはかなり高かったと記憶するのですが、実測値は思ったほどありませんでした。

YAMAHA HP-1

1970年代は全面駆動型としてそのふっくらしてすっと出てくる音にはびっくりしたものです。当時持っていたものは、完全に使いつぶしてしまいましたが、これは後年手に入れたものです。大切に鳴らしています。

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感度は高くなくてボリウムは上がりぎみ

 ばりばり鳴る感じではありませんが、音バランスとして安定した三角形で綺麗に鳴ってくれます。ボーカルは少し引っ込む感じ、音量を入れて行くとTU-HP02 の歪が加わってつややかにボーカルが前に出てくる・・・でもいやな音はしない、ふっくらした音です。中低音もぐっと張ってきます。

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復刻ではなくオリジナル版だと思います。1980年より前、当時の録音モニター用に設計されたモデル、歪がすくなくとにかく丈夫に作られたモデル。

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このかちっと頭をしめる密閉型の感じはいかにも音をモニターしているという感じですが、TU-HP02によるものか金管楽器はみずみずしく、弦も艶があり厚みがあって楽しめます。ボーカルが前に出てきて、その余韻も良く聞こえます。ジャズのピアノもしっかりしてシンバルもしっかり鳴り、ボーカルにはハリがあって音楽が楽しめます。

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2016年2月 6日 (土)

エレキット ヘッドホンアンプTU-HP02 プレビュー 入出力比較

たぶん、アンプの音の違いそのものを聴こうとすると最も直接がこの方法なるのかと思います。音楽を聴く道具としては、全体の印象が大切なので、最後に回していました。A/B切り替え試聴で作ったケーブル切り替えスイッチの組み合わせでそのままできました。

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これはさらに、どのヘッドホンで聴くか、どんなソースで聴くかというもが絡みます。A/B切り替えですので印象なんかでなく直接差が聴けてしまいます。TU-HP02の導入でたぶん一番気になるのは「真空管サウンド」が堪能できるか、自分の好みのサウンドとして音楽が楽しめるか・・・というのがあると思います。

 やってみてあらため思うのは試聴に使ったヘッドホンという条件ではウォークマンのヘッドホンアンプ部も悪くない、いや優秀ということです。そして、TU-HP02を入れるかどうかの差、これは聴く音楽ソースとその聴きどころ、そしてヘッドホンで違うことです。この切り替えは、ウォークマン直とTU-HP02を入れての差を曲中でも切り替えて聴くことも可能になります。

今回の試聴曲は先日からやっているハイレゾ曲ですが、特にクラシックでは差があって、TU-HP02ではオーケストラの中低域の張りのある響きが美しく、力があり、中高域の金管の輝きは楽器を前に出してくれる部分があります。この当たりの大小はヘッドホンのキャラクタにもよります。今回で言えばヘッドホンでの中音の質、中~低音の量感とTU-HP02のサウンドの絡みなのだと思います。先日行ったヘッドホン試聴ではCarot Oneの中高域、マクセルMXH-DBA700の中~低域など特徴あるサウンドの味加減はヘッドホンとTU-HP02の組み合わせでもあることが入出力を試聴して感じるところです。この両者に比べれば最初の試聴で使ったオンキョーのIE-FC300はストレートに違いが出て、TU-HP02の音をそのまま出している感じです。

 こうした傾向はJAZZでのトランペットの甘さやコク、POP系でのボーカルの出方にも共通するように思います。音色的には味加減なのでしょうがが、全体の印象としては、楽器や声の前の出方や伸びになり、シンバルの余韻の色・明るさが変わって印象雰囲気になってきます。「真空管サウンド」は簡単に音の暖かみ表現されることも多いのですがTU-HP02のそれはfレンジ、Dレンジ的に狭いものではないので、音を聴いたことのない方の頭の中で思うものとはイコールではない、たしかにヒステリックやノイジーなものにはいやな刺激をうまく緩和してくれるところはあると思います。

さて残った試聴でやってみたいところは、所有するインイヤータイプでないヘッドホンでの試聴です。(続く)

ジャンプ・アップグレード

持っているNEOをEDIUS Pro8にジャンプ・アップグレードしました。

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ということでDV-7HDにインストール完了です。

近刊のDVD制作のテーマにする予定です。

電子楽器&エフェクタプロジェクト

原稿のフォローもただいたい終わってきましたので、次のプロジェクトを始めました。

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このところリズム&パーカションが続きましたので次はキーボード系というところで開発製作をはじめました。

今回は結構配線量がありそうです。

週が明ければ、3月号の発売ですが、6パラメータで音づくりのできるハンドクラップ・シンセサイザー、お楽しみに。

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2016年2月 5日 (金)

TU-HP01とTU-HP02の比較補足

すでに音質比較や歪特性比較などは終わっているのですが気になるところもあって測定などしました。

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周波数特性の違い

まずTU-HP01は高域は-65kHz-3dBはカタログ値に一致しました。TU-HP02の発表値は230KHz-3dBですが測定すると100mW16Ω時にこの値なることが測定で解りました。この値表記は厳しい条件での正直な値だと思います。ヘッドホンにもよりますが実際はもっと低い出力で使う訳で測定すると10mW時では230KHzで-1.5dB、32Ω負荷なら0.3dBとほとんど落ちていません。TU-HP02は大変広い周波数帯域を持っています。TU-HP01でも人間の可聴帯域からは十分な値です。

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入力インピーダンスとゲイン切り替えの考え方

今回の測定で気付いたことでこれまであまり触れなかった大切なところがあります。それは2機種でGain設定の仕様の違いです。両者とも増幅度だけでなく、入力インピーダンスが変わります。実測でTU-HP02は約45kΩ(High)→90KΩ(Low)とかわります。一方、TU-HPでは約150Ω(High)→250kΩ(Low)で、Highは完全に携帯プレーヤのヘッドホン端子への接続を想定したもの、デッキなど接続は必ずLowでしないといけないことになります。

これを踏まえ両者の取り説を見て大きな差異はないのですが、難しい説明しなかったけれど、TU-HP02が広く使える部分だと思います。150Ωは携帯プレーヤに重い負荷ではありませんが、機種によっては切れ替えでゲインで音質差が出るものもあるかもしれません。

携帯プレーヤのヘッドホン端子をソースとして使う場合TU-HP02はTU-HP01のように低い負荷で受けてはいないで、ライン入力レベルで受けていることですが、携帯プレーヤが通常の動作をしていれば問題ないはずです。

出力インピーダンス

両機種の出力を比べるとディスクリートで組まれたTU-HP02の方がさすがに出力インピーダンスは低いことが測定で解りました。推奨が16~32Ωとありますが、別に高いインピーダンスでも特性があばれることがなければ問題はないことになります。自分でアンプを組むと解りますが、素人のアンプですと本来負荷が軽い方がアンプには負担がないはずが、軽いための発信し易いなどが起こったりします。16Ω以下ですとドライブが出来ないかというと実測では出来ているようですが、電流も増えバッテリー駆動では不利というのもあるのだと思います。8Ω負荷で動作しないということでもないようです。そして推奨や最適ということで、勘違いしやすいのが「高インピーダンス(32Ω以上)のヘッドホンではドライブ力不足で・・・」ということはなくドライブに関しては低い場合で、マッチングを取るという話でもありません(実際の出力インピーダンスは16Ω~32Ωよりもっと低いですし)
 ON/OFF法で両者の比較してみるとTU-HP02の方が出力インピーダンスは半分くらいなっています。ただ一般のスピーカに比べれば対象とするヘッドホンはインピーダンスが高いですし、スピーカほど低域共振のインピーダンス変化は小さいのが普通なので低域の制動ということでもなさそうです。(スピーカの場合でも1/10くらい以下であれば良いとされる)

ゆずジャム

丁度非常食の入れ替え時ということもあり、長期保存のクラッカーを食べるのに手造りのゆずジャムをサンドして食べると美味しい。

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このゆずジャム、先日実家の庭になったゆず約20個を持ちかえり、傷んだものを捨て15個ほどを煮て作ったもの。

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このように皮、汁、種と分けて手はかかりますが作りました。

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うまく、とろみも付き、なかなか良い具合です。

2016年2月 4日 (木)

エレキット ヘッドホンアンプTU-HP02レビュー 各種ヘッドホンとの相性

すでに試聴を終えたヘッドホンに2種に加え、今回さらに4機種のエントリーとなりました。ヘッドホンのスペックや試聴音源は過去ブログ記事をご覧ください。ハイレゾ音源で試聴しました。
もともとアンプの音の違いに比べればヘッドホンの音の違いはけた違いに大きいですし
ここではヘッドホンアンプの試聴ですので、横比較ではなく
それぞれのヘッドホンとの組合わせマッチングをみて行きたいと思います

●Carot One  TITTA

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C1
(ダイナミック密閉型ドライバー)
<このヘッドホンの従来評価印象>
明るく開放的、やや高域はきつめだが描写は豊か、響きもリアル。
見掛けによらず、破たんのない音を出すモデルで音楽全般楽しく聴ける

<TU-HP02との組み合わせ>
TU-HP02との組み合わせの艶感は程よく綺麗だと思います。
ライブ感のあるソースでも、TU-HP02のレンジ、定位の広さなども生きて来る感じがします。高域のきつさは感じず、シンバルなどは太めになる感じ。
「What's Going On」奥行き感のある甘めのバッキングに対してボーカルにも艶があってコーラスもうまく分離して聞こえる感じ、フィンガースナップが爽やかにはじける。
「Moanin' (Remastered 2013)」ffでちょっと歪感のピアノやトランペットに、つぶの細いシンバルの響き、熱っぽいJAZZが楽しめる
「Only Yesterday」ハイハットの音がエレガントでカレンのボーカルに可愛さ、生ギター輝きも綺麗。タムのロールにも張りがあって楽しく聴かせてくれます。途中のストリングスや木管も綺麗です。中域までつながり良く艶があり粒立ちを感じます。
「Automatic」低域のドスドスもシンバルのつぶれ感、宇多田のハスキーな声も前に出てコーラスの分離定位も良く楽しく聴けます。全体のまとまりが良い。
 Hi-Res CLASSCから「ドヴォルザーク: 交響曲第9番」 ホ短調 Op.95 「新世界より」や「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲」
とも弦の細かさありませんが芯がしっかり鳴って艶ややかであってハイレゾの刺激感はありません。
ムソルグスキー「展覧会の絵」では低音から高域までまとまりのある中でも各楽器の分離が綺麗にあります。
★全体に「真空管サウンド」とは相互作用があってうまくバランスしているようで様々なソースで破たんなく鳴る感じです。
クラシックは?どうか先入観で思いがちですが、金管を中心に素晴らしく、楽しめます。これは大きな発見。「真空管サウンド」の効果なのかもしれません。

●maxell MXH-DBA700-BK
(密閉バランスド・アーマチュア+ダイナミックドライバ型)

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Max
<このヘッドホンの従来評価印象>
どっしりとこくがある、分解能も高いほうでないがそれなりに低音が出てバランスがある。
<TU-HP02との組み合わせ>
音楽ソースでは差が出る感じで、このヘッドホンのもつ中域の歪ぽさと
真空管サウンドの掛け合わせの結果なのかもしれません。
もともとヘッドホン自体は高域の切れ込みは足りないのでかなり音量を入れてあげないとバランスしない傾向もあり
「What's Going On」 中低域がしっかりするので安心してボーカルが聴ける。フィンガースナップが意外に自然、音は分離するより暖かく一体感があり、ストリングも甘い。
「Moanin' (Remastered 2013)」ピアノの丸み暖かみが目立つ、全体に一体感がある。シンバルは切れることもなく、つぶれることもない響きも少ない。
「Only Yesterday」低音につつみ混まれる感じ、カレンの歌声も暖かくおだやか。生ギターは刺激な音がない。
「Automatic」「First Love」「time will tell」低音が出るという評価もドコドコは出てもドスーンのうちでもウーン(超低音)の伸びは少ない傾向。(これは以前から聴いた感じたのと同様。これはヘッドホンに固有によるもの。低音が膨らむと目立つということ)宇多田の声には延びはなく熱い感じ。
Hi-Res CLASSCから
ドヴォルザーク: 交響曲第9番では低音がふくよかなので弦や管の中高域の暖かみがマッチするが分解能よりはまとまり。
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲では バイオリンにはとろみがついたような艶が感じられる
ムソルグスキー: 展覧会の絵では全体がしっかりまとまった感じ迫力を感じさせます。
★TU-HP02との組み合わせでは低音をベースに「まとまり」感重視の音になります。TU-HP02のレンジが広く、低音にしっかりしたものがあってクラシックも悪くない。全体にTU-HP02を接続して評価では良さを見直したヘッドホンでです。

●Marshall Minor
(ダイナミック密閉型ドライバー)

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Marshall

<このヘッドホンの従来評価印象>
ゆったりと落ち着き有り、中域には充実感がある、ベースは力があって弾む感じ
耳に蓋をするように装着するタイプで、付け方で低音の出方質感が変わります。
これのみ32Ω
<TU-HP02との組み合わせ>
「What's Going On」まとまり良く声に表情も有り、フィンガースナップは控えめに自然になる感じ。
「Moanin' (Remastered 2013)」ピアノ、ブラスとも艶があって乗りも良い。シンバルは少し枯れた感じ音楽が楽しめます。
「Only Yesterday」バッキングに力があって一体感あり、生ギター、カレンのボーカルに刺激もなくまとまりがあります。
「Automatic」宇多田のハスキー感はまだたず声の成分が一体化している。バッキングのピアノ、ギターなどに艶があるけれどボーカルと交じる感じはなく分離する、これもざらつくといやなハスキー感がなく調和するためか。低音は重低音までしっかりドライブされています。
 Hi-Res CLASSCから「ドヴォルザーク: 交響曲第9番」 ホ短調 Op.95 「新世界より」や「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲」
とも弦の細かさありませんが芯がしっかり鳴って艶ややかあってハイレゾの刺激感はありません。
ムソルグスキー「展覧会の絵」では低音から高域までまとまりのある中でも各楽器の分離が綺麗にあります。
★全体に「真空管サウンド」とは相互作用があってうまくバランスしているようで破たんなく鳴る感じです。
クラシックは?と思いがちですが、管を中心に素晴らしく楽しめます。これは大きな発見。「真空管サウンド」の効果なのかもしれません。

●FinalAudio 「Heaven II」?キット構成組立でチューニング済
BA(バランスド・アーマチュア)型

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Fa

16Ωというが実測は低い。パーツ交換ができ、自分なりに素材を選んでチューニングできます。
<このヘッドホンの従来評価印象>
透明感が有り、レンジが広く、低域も良質ながら無理な押し出しがあるわけではない
<TU-HP02との組み合わせ>
艶感が良くわかり、定位も良いので空間的感じもあってバランスも良い。
低音も変わらずすっきりなる感じ。
「What's Going On」ボーカルの子音も適度にひっかる感じ、フィンガースナップがリアル。
「Moanin' (Remastered 2013)」シンバルの着色も少なくJAZZを楽しめる
「Only Yesterday」低域から中域までつながり良く、生ギター、カレンのボーカルにも艶がある
「Automatic」シンバルなどハイレベル部分や宇多田のハスキーな声が少し強調される感じがあります。
 Hi-Res CLASSCから「ドヴォルザーク: 交響曲第9番」 ホ短調 Op.95 「新世界より」や「メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲」
とも弦に艶感があってハイレゾの刺激感はありません。ムソルグスキー「展覧会の絵」ではまとまりのある中でも各楽器の分離があります。
★音の力の弱さをうまく補いTU-HP02との相性は全体に良いように思います

総括すると、今回聴いたヘッドホン4機種はTU-HP02とうまく合わない組み合わせはなく、
「真空管サウンド」が色濃くを染めてしまったり、ヘッドホンとの不調和や喧嘩をしてしまうこともなく
大小はありますが、うまい具合にヘッドホンの良いところを引き出してくれているという感じです。全般にうまく粗を補い、良いところを出してくれている印象を受けました。

試聴を終わって感じたのは今回4機種とも普及クラスや廉価なヘッドホンながら、TU-HP02はそれぞれの音を十分出してくれていて、持っているヘッドホンをあらためて正直みなおしましたし、良い使い勝手を学んだ機種もあります。

TU-HP02に関して言えば各種ジャンル、録音でも良く鳴ってくれる楽しさがあり、各種ヘッドホンや音楽の組み合わせをぜひ楽しみたいという思いがします。

(続く)

井の頭公園 かいぼり屋

とりあえず原稿がひとだんらくで連日公園へ

井の頭池に看板がでていました。

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かいぼりのこと、井の頭池のことなら聞いてください・・・ということのようです。

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夕方16時までのオープン、人もそこそこ出ております。

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壁面にはかいぼりの成績表、弁天池にひきつづきボート池にもうなぎはいなかった模様。

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かいぼり隊ののぼり、前回の時はいろいろな部隊、イベントもあった記憶もあります。

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3月まで行い、次は2017、井の頭公園100周年の行事との関連もあるみたいです。

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かいぼりしてみると解る、湧いている場所、このあたりが一番深いということでしょう。

桜が咲くころには、水も綺麗に満ちている・・・ということになると思います。

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2016年2月 3日 (水)

ichigojam 到着

編集部の担当に教えて貰ったのが月曜で、早速秋月電子に注文したら水曜に到着。早速セットアップ!

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フルセットだとふにゅふにゃキーボードまでついてますが、基板キットなら1500円。

電源をPCのUSBから貰って、モニターはコンポジット入力のテレビ。これでBAISCが走ります。さっそくプログラム入力、実行すると基板のLEDがちかちかしてます。

マイコンボードでBASICが走った頃、モニターはテレビだったことを思い出し、

何か懐かしい気分ですが、このボードで電子工作と連携していろいろなことができそう。

井の頭公園 かいぼり2016

昨年末弁天池のかいぼりで七井橋から和泉橋を渡った先に出来ていた「かいぼり屋」は今は吉祥寺駅から来ると橋を渡らず野外ステージのところに出来ています。

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ボート池も水がほとんどなくなりました。弁天池側には重機も入っています。

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かいぼり屋では、かいぼりで見つかった生物などが解るようですが16時までのオープンで残念ながら壁に書かれた表記で、見つかった生物などが解りました。以前の建物がこちらにやはり移設されたようです。奥まった場所よりはこちらの方が解り易いでしょう。

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七井橋の七井はこの周辺に7つの水源があったことからのようですが、今は「お茶の水」でさえ汲み上げているようで、かいぼり中は枯れた状態になっています。

今は公園に来るのは地域の方と海外からの観光の方が大半のようです。

みんなのうたページ更新

ヤフオクで買った、「みんなのうた」テキストが到着!

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1969年4,5月号、こんな資料から解ることもいろいろあります。

無償楽譜からの有料化第1号。無償楽譜の配布はみんなのうたの始まった翌年1962年からありましたが、ここにきてピアノの伴奏譜として24ページ、70円、NHKでの直販ではじまりました。巻末にも経緯が書いてあり、当時の放送時間の記載もあって貴重な資料です。

ということでサイトも更新、

Minimage4

http://mtomisan.my.coocan.jp/newpage13.html

先月さぼっていた、懐かしのみんなのうたを歌おうも2月の話題で更新しました。

Minimage5
http://mtomisan.my.coocan.jp/newpage30.html

入手した楽譜には放送曜日などもありますが、年末号からはそうした記載も消えています。

2016年2月 2日 (火)

試聴準備関連 ヘッドホンのインピーダンス TU-HP02レビュー番外編

エレキット TU-HP02のレビューで、TU-HP01との比較を行い、自分ではこれまであまり気にしていなかった、ヘッドホンのインピーダンスについて気にするところとなりました。

スピーカボックスやデバイデンィング・ネットワークを設計していると頭にあるところですが、ヘッドホンの場合はまず自作することもなく、諸条件から共振も小さいもしはないに等しいというのが頭にありました。ヘッドホンには過去よりいろいろなインピーダンスがあって、アンプ出力に直列抵抗を入れたタイプの簡易的なヘッドホン端子などではその影響を受けていました。

真空管アンプ時代はスピーカも出力トランスのインピーダンス・マッチングがありましたが。

今回の試聴に使うヘッドホンのインピーダンス測定を行ってみました。

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0.Carot One  TITTA  ダイナミック密閉型ドライバー

1.maxell MXH-DBA700-BK :密閉バランスド・アーマチュア+ダイナミックドライバ型

2.Marshall Minor Headphone ダイナミック密閉型ドライバー

3.ファイナルオーディオ「Heaven II」? キット組み立て品 BA(バランスド・アーマチュア)型

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測定中の様子、PCにUSB接続して自動測定ができます。(東京デバイセズ:岩淵技術)

今回は、タイプや性格も音質傾向のまちまちですので試聴が期待されますが、

インピーダンス特性もその原理から各種あることが解ります。

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切り替えセレクタのチャンネルを増やしました

井の頭公園の梅2016

アップできていませんでしたが、先々週ころから少しづつですが咲き始めています。場所は弁天様近くの斜面が梅園です。先に白、少し遅れて紅梅が咲き始めました。

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梅園全体としては、まだまだ、これからという感じです。

Imgp5105

ということで寒いながらも週1~2回ですが井の頭公園に通っています。

続きを読む "井の頭公園の梅2016" »

プロジェクトのまとめと秋月通販到着

原稿は入れたのですが、波形や測定、そして製作時のばらつき、調整などの検証です。

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掲載予告になりますが3月10日発売号はシンセドラムとパーカッションシンセ、ということで製作が終わりましたが、さすがにボリウムやジャックを多用したため、不足するもの出てきて代用も出ましたので先週金曜夜注文、火曜到着と今回はずいぶん時間がかかってしまいました。

2016年2月 1日 (月)

エレキット ヘッドホンアンプ TU-HP02レビュー準備編

すでに2種のヘッドホンで試聴を行いましたが、手持ちの中で現行モデルかそれに近いものの試聴を行って行こうと思います。

インイヤータイプになりますが、まず準備としてスペックなどを調べてみました。

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ウォークマンなどの付属品は除き、以下のようになります。

●Carot One  TITTA
型式:ダイナミック密閉型ドライバー
口径:11.0mm
再生周波数帯域:20-20000Hz
インピーダンス:16Ω
感度:100dB(1kHz)

●maxell 「ハイブリッドツインドライバ」ブラック MXH-DBA700-BK
MXH-DBA700-BK
型式:密閉バランスド・アーマチュア+ダイナミックドライバ型
使用ユニット:直径8mm

音圧感度104dB/mW

再生周波数帯域20~20,000Hz

インピーダンス16Ω

最大入力200mW

●Marshall Minor Headphone マーシャル マイナー インナーイヤー
ドライバーユニット:15.4mm
再生周波数:20Hz~20kHz
インピーダンス:32±15%Ω
出力音圧レベル:115±3dB

●キット組み立て品

BA(バランスド・アーマチュア)型エントリーモデル「Heaven II」がベースではないかと思われます。ただ「Heaven II」と同一ではなく、音導管が取り外し可能で開口部(フィルタ)がメッシュ状になっており、スポンジを詰め換えることで音質をチューニングできるようになっているため、チューニング次第で「Heaven II」と同等以上の音質が期待できそうというもの。

102dB 16Ω

ということで4機種のエントリーとなりました。

曲中の抜き差し試聴も面倒なので切り替え器を作りました。

最近の電子楽器製作プロジェクト

もうそろそろ1年くらいになります。数えると24アイテムになっていました。最近は特に過去十分詰めることのできなかった、そんな開発的なものも増えてきたり、いままでやらなった回路やデバイスも入ってきて、音が出てからが勝負というものも増えてきました。

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それだけに、新しい音が出てくると楽しいものです。この1年、過去詰めの甘かったところも整理でき、自分なりに体系づけられたところも結構あります。

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また希望や新しい情報もいただくようになったところは大きな進展だと思います。昔の執筆と違い、最近はオフ会などもあって良い刺激もあるのは大きく違うところです。

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