なじみのヘッドホンを聴く
ヘッドホンアンプTU-HP02のレビューもある段階まで来ました。ヘッドホンにはそれぞれ個性があって、それが楽器のようにその機種の味となっているものもあります。所有するそんなヘッドホンを聴いてみることにしました。
ゼンハイザー HD414(復刻版)
確かオリジナルは1969年にオープンエアタイプとして登場、当時として高級ヘッドホンとは思えないは珍しい形、色でびっくり(当時は白系があった)したものです。音はすっきり、重いヘッドホンが普通だったので軽くて疲れないというのも特徴でした。
今では周波数レンジも狭く、切れ込みも足りない・・・という評価かもしれませんが、逆にまとまりがあって疲れない音でもあります。シンバルは爽やかに鳴り、低音は全般に軽いですが、ボーカルなどはTU-HP02と良く合ってゾクゾクする感じがします。昔発表インピーダンスはかなり高かったと記憶するのですが、実測値は思ったほどありませんでした。
YAMAHA HP-1
1970年代は全面駆動型としてそのふっくらしてすっと出てくる音にはびっくりしたものです。当時持っていたものは、完全に使いつぶしてしまいましたが、これは後年手に入れたものです。大切に鳴らしています。
感度は高くなくてボリウムは上がりぎみ
ばりばり鳴る感じではありませんが、音バランスとして安定した三角形で綺麗に鳴ってくれます。ボーカルは少し引っ込む感じ、音量を入れて行くとTU-HP02 の歪が加わってつややかにボーカルが前に出てくる・・・でもいやな音はしない、ふっくらした音です。中低音もぐっと張ってきます。
パイオニア MONITOR10
復刻ではなくオリジナル版だと思います。1980年より前、当時の録音モニター用に設計されたモデル、歪がすくなくとにかく丈夫に作られたモデル。
このかちっと頭をしめる密閉型の感じはいかにも音をモニターしているという感じですが、TU-HP02によるものか金管楽器はみずみずしく、弦も艶があり厚みがあって楽しめます。ボーカルが前に出てきて、その余韻も良く聞こえます。ジャズのピアノもしっかりしてシンバルもしっかり鳴り、ボーカルにはハリがあって音楽が楽しめます。
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