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2016年5月22日 (日)

書籍:新鉄道模型考古学N

 Nゲージが始まった1960年から製品が充実した2000年代までを対象車両別にふりかえっている。もともと1990年代ころから月刊連載されたものが1冊になったようだ。「新」は松本氏が書いたものに対してで、前の考古学が機関車中心であったところが、国鉄JRの電車気動車客車の形式群をカテゴリとして製品を解説しています。年々車種を増やすとともに代表形式は何度も改良して製品化されたことが解ります。

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初代考古学が連載されていたころ、著者の山下氏は1980年代は高校生であったということはNの黎明期はリアルタイムには経験されていないのだから、製品への情熱や知識はたいしたものだと思います。
 今、見ると大手2社製品が競った時代1980年代中ばのNゲージブームそして、1社加わって一気に製品品種が増え時代は変わったのが見てとれます。そしてこの本の出た2007年は主要製品がひととおり出たころでもあったかと思います。逆にこうした本が出るべき頃でもあったし、今見ても製品把握をする意義も感ずるところです。1999年に模型関係では1冊自著を出していますが、この本を見ても丁度良い時代であったと思います。

 著者の山下氏は20000両の模型を所有されるそうで、羨ましいよりは御苦労というしかありません。自分も自作、キット組み立てを中心に2000両を所有した時期もありましたが、余剰品は整理して3割減のスリムアップをしましたがそれでも混沌としています。今一度製品を振り返り整理するには良い時期なのかもしれません。

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