SONY ES REVIEW
懐かしいものを入手しました。ソニーのオーディオ系の機関紙で、1970年代半ばに刊行されていました。オークションで入手しましたが、表紙に覚えのあった1冊入手が金額的に限界でした。
オーディオファン向けに製品の新技術を紹介するものでしたが、自分は掲載されていた録音技術テクニックを楽しみにしていた記憶があります。この号はスピーカ特集で表紙は宇宙感覚。オーディオ的には新素材時代で、この表紙は炭素繊維の話です。この時期はベリリウム、チタンと言った金属、デバイスではV-FETなどいろいろと技術話はあったころです。
そしてこの号にはなぜかファンクションジェネレータの製作記事がありました。この機関紙を読む層にはまず無理の話であったとは思いますが、3号前から予告があり、テスター1つで作れるということで楽しみにしていたと思います。
ところがこの記事を見た記憶があるのですが、作った覚えもなく、以後の印象が全くありません。構成は741だけでなく709と言ったOPアンプを使った回路で、1975年というと大学2年の自分には回路は追えてもまだあまりよく解らなかったのでしょう。今見れば簡単に見て解る回路ですが、それが時間の流れというものなんでしょう。
この号だけで解らないのですがどうも録音の校正用の発振器を作るということだったようです。部品表や簡単な作り方の解説はありますが、はたして何人が作ったか作れたか。町のパーツ屋で入手可能とありますが、部品の中には温度補正用の感温素子もあって、秋葉原でも簡単でなかったはずと思います。こうした全く製作ものでない本に記事が出るということがあった時代でもありました。
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