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2017年6月11日 (日)

梯郁太郎さん お別れの会

日曜日の午後、浜松ということもあって、残念ながら出席させていただくことができませんでしたが、沢山の先輩やかつての同僚たちにも会える機会でもありました。

 

その後届く情報では梯さんの手がけた楽器や思い出の写真数々など、メモリアルの名にふさわしい手作り感のある心のこもった素晴らしい会で、亡くなる直前まで映像編集されていたということで、愛機DV-7HDでは最後の編集プロジェクトが開かれタイムラインを表示した展示も有り、最後までお仕事をされていたようです。

 

Kakehashi2

 

(梯さんの愛機と最後まで編集されていたタイムライン)

 

梯さん創業のローランドでの自分の在籍は25年ほどでしたが、入って少したってまだ参入していなかった映像製品の開発を命じられ、その後そのプロモーションと退職までの仕事となりました。当時異業種の技術であった映像製品を出すまでの水面下の苦労は今思うと混沌としたものがありましたが、当時立ちあがったデスクトップミュージック(DTM)と関係づけたDTV(デスクトップビデオ)とすることで突破口ができました。それが1994年のビデオくんというローランドでの映像製品の第一号で、自分の開発リーダー製品としても思い出深い製品です。今月梯さんの遺した製品特集が雑誌で堂々70頁されていて、映像製品が紹介されていますが、源流となったこの製品がなぜか掲載されていません。

 

楽器音楽専門の出版社さんなの仕方のないところですが、ローランドの映像ミキサーやコンバータなどの製品の源流ともなった製品です。

 

楽器や映像いくつもの製品企画や製品のパネル案などを沢山書いて説明して梯さんにダメだしをされたことも今となっては良い思い出です。

 

そして映像編集製品開発は梯さんの旅立ちとともに去って行きました。

 

直接の業務ではなく、時間外のことでしたが、関連会社の模型切削や音源などでも梯さんから声かけして貰い関われたことは趣味が活かす貴重な機会でもありました。

 

梯さんをお送りしても、残された製品やそのご愛用者がおられて

 

 どうも自分には簡単にはお別れはできないようです。

 

現在でも雑誌執筆を通じて電子楽器の試作開発を日々行っていますし

 

自分なりの新たな楽器とDV-7のサポートの中で梯さんの偉業への感謝と追悼をして行こうと思います。

 

 などと思っているうちにしばらくブログ更新が止まっておりました。

 

以下 御参考

 

Pk2017060902100031_size0

 

上表 静岡新聞から、記事参考以下リンク

 

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170609/CK2017060902000098.html

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