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2017年7月18日 (火)

ICL8038ファンジェネ用IC

インターシル社のファンクションジェネレータICとして有名なICです。1974年頃ロームに似たICがあって入手出来ず、このICを知った記憶もあります。いずれにしても高価(当時2000円以上)で手が出ず、実際にいじったのは大学の卒業研究の時使ったので1977年頃。丁度その頃、電子展望に自作シンセ連載があって、これにこのICが掲載され自分で買って、記事の間違いで見事にこのIC飛ばし、高額なだけに涙を流した苦い経験があります。訳もわからず記事をそのまま作ることは危険なことはこの時知りました。もちろん翌月には訂正記事が出ましたが。そして直後、卒論の回路製作に入って、このICの使い方を学ぶことになりました。

その後秋月電子のキットなどになり価格も1000円くらい、Sin波(折れ線近似)が出るVCOであることが特長で、自作シンセでは音源よりはLFOで有効なICです。

R1053304

OPアンプなどが安価になり、高価なICであることや、その後プレミアがついている、後発の改良されたICもあるなどで圏外にあったのですが、オークションで3個で1000円ほどで出ていて、それならと思って検索すると基板や部品付きで送料込300円のセットまであって、それなら再びと思っていじってみるとなかなかクセがあって、多忙のなか懐かしくも1週間ほど付き合っているということになっています。古きを訪ね新しきを知るそんな感じです。

それにしても高価だとか、入手難だとか、固定観念は禁物で、状況はどんどん変わりそれにより価値観も変わると活用方法も変わってくるということだと思います。

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