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サンプル&ホールドのモジュールには、タイミングジェネレータと被サンプル用のオシレータ(ノイズジェネレータを含む)を内蔵させています、これらは外部入力がなければ、自走できるようにモジュール内で接続されます。タイミングジェネレータ、オシレータは独自で使えるように出力を持ちますが、オシレータはHz/VのVCOでサイン、三角、鋸歯(上昇・下降)、矩形の波形セレクトが出来、周波数レンジ切り替えでLFOにも使えます(S/Hの被サンプルではこれ)。
ディレイ・ビブラート改めディレイミュートはゲート入力でミュートがかかり徐々に出力されますが、ゲートのON/OFFでのエッジ・トリガ、コンティニアスの論理トリガ、そして逆動作がが選べます。
ということで以上が1ユニットになりました。
久々のパネル穴あけ。組み込みとなりました。
午前は、今週の朝番組への協力の資料返却が有り、午後は7年ぶりの妻の親戚の訪問があって、夕方からの作業でした。
机上の設計もありましたが、組み込み動作をしてみての機能検証、仕様変更修正もありました。あと1ユニットを残すところですが、内容の濃いものになっています。
実際はLFOは別でミュートして出遅れを作るもので、ビブラートとは限らず、外部入力型であればLFOに限りません。やり方もいろいろあって、効果もいろいろあり、過去の経験から変化できる時間幅より、効果の良さを優先したものにまとめることにしました。これも最近アナログタイプのフォトカプラーが入手出来、昔のものよりドライブもし易いので便利に使えるようになったところがあります。さてもう1回路なのですが、そろそろ2モジュールには一杯という状況なので、このあたりで機構的にもまとめることにしましょう。当初7月中のスケジュールで計画しましたが、いろいろあってぎりぎりになってきました。
オシレータを2個繋ぎこみ、各ポイントを見ようとするとみの虫の嵐で回路部品が見えません。過去よりいろいろやった回路ですが、結果、アナログフォトカプラを活かしたものになりました。
外部インターフェースはすでに基板で組んでありますが、せっかくなのでPV変換回路を追加することにしました。回路はだいたい過去から決まったところがありますが、辿って行くと行き当たるところがあります。
左が先日のリングモジュレータ、右がPV変換基板
台が参考書。これは大学の研究室時代、図書館で借りようとしても人気で借りられず大金をはたいて(笑)買ったもので、その使用頻度からすでにぼろぼろになってしまったものです。当時の貨幣価値から言えば今1万円する本でしょうが、ネットで見ると程度の良い中古ものが千円と少しで買えるという状況で、これも世の流れ、悲しい感じもしますが、入手したい人には嬉しい話かもしれません。
月末に向け予定数出ましたので、ご注文に合わせ少数ですが追加で生産し対応しました。DLシリーズ時代に人気のあった参考書、徹底活用術ですが、何分10年以上前のものですので、存在も忘れられたところもある一方、これで学んだ方には新しいDV-7G・HDには不便なところもあるようです。その1つがズームパンで有り、出来ない・不便と思っている方もいると聞くとあらためて情報発信の大切さを感じます。すでにビデオサロンの連載も終了し、月刊をとっていないユーザーの方、存在すら知らない、忘れたという方はどう言った状況になっているのかと思う今日このごろ。ユーザーの方の環境も大きく変わることになります。
DLシリーズでやった数々のテクニックをDV-7G/HDで置き換えて実現しています。
夫婦でご招待いただき武蔵小金井まで。アモーレは来年で結成10年、NHK「みんなのうた」でお馴染みの杉並児童合唱団の元団員で構成されています。シュトラウス、くるみ割り人形、昭和歌謡メドレーそしてポピュラー曲の数々。フィナーレのラプソディーインブルーは大曲ですが、アモーレJr.(メンバーのお子さん)との共演で、大人・子供の声のハーモニーは特別に綺麗で驚きました。コンサート全般を通して歌う楽しさが伝わってくる演奏会、それはみんなのうたの常連合唱団の中でも楽しく歌っていた杉児に流れる伝統的なものなのかもしれません。
アンコールはマイウェイ。杉児では定番曲なのだそうですね。
みんなのうたのファンの耳知識で恐縮ですが、杉児はみんなのうたを40曲ちかくデビューさせています。最近のみんなのうたの発表ピッチから言えば、大変なことであることがおわかりいただけると思います。それも、みんなのうたが始まって4年目、突然登場してきます。それまでN児、西六の2つの合唱団がほとんどでした。兄弟番組の歌はともだち、歌のメリーゴーラウンドにも出演しました。ですから、みんなのうたの人気曲、地球を7回判まわれ、グリーングリーン、はさみとぎ、チムチムチェリーなどは杉児の歌で紹介されたもので、僕ら世代には杉児の歌として馴染み深いものなのです。
素晴らしい日曜の午後を過ごさせていただきました。
神田須田町にある鉄道模型の老舗メーカー。50年前小学生の時に当時秋葉原にあった交通博物の見学の帰りにお店の前を通ったのが初めてだったでしょうか。このカタログはそのもう少しあとの1970年頃のもののようです。
カワイモデルと言えば、SLではカタログ表紙のC60そしてC59。掲載は製品だけではなく、パーツの使い方の説明など、今読んでみても充実しています。
カワイモデルで面白いのは正確なスケールモデルと「スタイル」と称する簡略化したものがあって、後者にはC11,C56がありましたが、いかにも模型的で当時小中学生であった自分にも他社と比べおもちゃ的な感じしていました。
鉄道模型のありかたとしては実物の正確の縮小がありさらに本物そっくり、本物に見える模型というのがあります。そこにはオーディオが目指したHiFiで、実物との刷り替え実験を思い出します。
模型には、模型らしい模型があってもという穏やかな時代は、目指しても完全なものは難しい、それは技術がそこまでなかったこともあるのでしょうが、近づけば近づくほど差はやはりあって本物ではやはりない。それなら模型としてのまとまりや楽しみがあってもということだったのかもしれません。
インターシル社のファンクションジェネレータICとして有名なICです。1974年頃ロームに似たICがあって入手出来ず、このICを知った記憶もあります。いずれにしても高価(当時2000円以上)で手が出ず、実際にいじったのは大学の卒業研究の時使ったので1977年頃。丁度その頃、電子展望に自作シンセ連載があって、これにこのICが掲載され自分で買って、記事の間違いで見事にこのIC飛ばし、高額なだけに涙を流した苦い経験があります。訳もわからず記事をそのまま作ることは危険なことはこの時知りました。もちろん翌月には訂正記事が出ましたが。そして直後、卒論の回路製作に入って、このICの使い方を学ぶことになりました。
その後秋月電子のキットなどになり価格も1000円くらい、Sin波(折れ線近似)が出るVCOであることが特長で、自作シンセでは音源よりはLFOで有効なICです。
OPアンプなどが安価になり、高価なICであることや、その後プレミアがついている、後発の改良されたICもあるなどで圏外にあったのですが、オークションで3個で1000円ほどで出ていて、それならと思って検索すると基板や部品付きで送料込300円のセットまであって、それなら再びと思っていじってみるとなかなかクセがあって、多忙のなか懐かしくも1週間ほど付き合っているということになっています。古きを訪ね新しきを知るそんな感じです。
それにしても高価だとか、入手難だとか、固定観念は禁物で、状況はどんどん変わりそれにより価値観も変わると活用方法も変わってくるということだと思います。
1日で万能基板組立、火入れとなりました。ユーロモジュールの難しさは回路設計ではなく仕様機能の決定と思います。実装も慣れてくれば見つかるものです。狭いパネル面積で、1ユニットの縦横比からユニットでの使い易いパネル、他ユニットの接続も考えないと、単に流行のユーロモジュールを採用しながら良い結果になりません。単純にジャック・ボリウムの配置に始まり音づくりの可能性し易さ、どうブロック分けするか。従来モジュールをそのまま入れると爆発し、どこまで機能を盛り込み整理するか。
2年前に発表したモジュールはそのあたりの苦労で、機能があまったり、パッチするとツマミが見えない、触れないということはなく、基本接続は簡単にできました。反面発展面では不足もあって、残るブランクパネル2枚にそのあたり周辺を入れることにしました。
まず、シンセにオーディオ信号を入力するインターフェースモジュールから。
フォカプラーのコンプレッサーも搭載、実装はコンパクトにまとめました。
記事のシンセモジュールは汎用OPアンプやトランジスタ電子回路で音出し加工すること、シンプルで回路と楽器の物づくり音づくりが学べるというもの。安く・簡単・高精度にが主ならメーカー製品購入を含め方法は他にあると思います。メーカーと競うのは個人のやることでもありません。
渋谷マークシティの「菜々」にて。ほとんどが転職し、そして定年、新入社員で入った会社での先輩後輩同期。そのまま勤めている先輩の話を聞いても栄枯盛衰。自分も転職した会社は別のオーディオメーカーに買われているし。ここでも介護の話。
午前中はオークションの大型品の発送に汗だくになり作業をやって汗をながし終了して14時からほっとして会に参加。個室でお昼時もすぎていましたのでゆっくり落ち着いた良い会になりました。
新入社員で仮配属されたその日から深夜残業、寮に戻ったのは午前2時。今でしたら大問題の過酷な仕事でしたが、父の言う「石の上にも3年」で我慢し、その不平不満のおかげで自分で研究しトラ技執筆がはじまり、念願の電子楽器設計への転職(最初は電子オルガンからでしたが)・・・そこから今につながります。
理不尽な入社3年の仕事でしたが技術・モノ作り・仕事への考え方、得たものは大変大きなものがありました。皆違った道を歩んだ訳ですが、あの頃は恵まれていた・・・皆そういえるのもここまで何とかやって来たからでしょう。
ここでまた元気を貰いました。
ICより安い、説明書は付属せずキットでもない。ICを購入しようと検索したら、専用基板周辺パーツも入って、これが普通買うICの値段と同じかそれより安い。回路図、組立説明は販売のサイトにもない。評価は当然酷評。
LEDメータのセットはモールドされたLEDのホルダーまで付いていて260円。ただLEDの極性を知らない人には組み立てられない・・・ジェネレータのセットはかつてなら2000円以上したIC(ICL8038)が入って300円。何か申し訳ない感じまでしてしまいます。安いから初級なんて思ったら大違いの部品セット。これを組立てベースとして利用できる方々には有難い。ジェネレータに関して評価を見ても設計もラフなので期待性能を出すには定数変更から始まり工夫は必要なのは8038を長らく使ったのでこの部品点数で難しいのは十分想像がつきます。
今はネット検索すればICメーカーのデータはpdf化されているし、先人たちの苦労が見られるので、探究心さえあれば得るものも大きいでしょうが。電子工作は単純組立ではすまない。
送料も無料だったり、到着まで時間が読めないところやクオリティ(欠品など)には注意が必要でしょう。
テクニック4ですが、シリーズを変え、前機種でバイブルの「徹底活用術」をDV-7G/HDで翻訳してみる・・ことにしました。まず1章のドキュメンタリーで使った各種演出。前機種ではそれぞれに効果が用意され、簡単に置き換えは出来ないところも多く、原理を知って作るか、同様な表現で置き換えることになります。50分ぶんの画面収録を終えましたが、あらためて内容濃いものを収録したガイドであったこと、御使用者の方が頼りにされたことがよく解ります。「新徹底活用術」として7月12日にリリース予定です。
この本もまだスタジオエディションの出る前のものですがG/HDにはない効果がずいぶん多いことに気付きますが、逆にG/HDには越えて進化したものもあって単純に1からやる必要もない・・そんなところが旧来の御使用者の困惑でもある訳で、今に至ってやる意味を感じます。ご要望はすでにG/HDの発売された5年前にあったところで、Ver.2で実現されたものもあり大きな力ですが、大半は工夫や知恵で解決するところです。
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