定時後プロジェクト~2石ラジオ
50年前の「子供の科学」です。この号買った半年後、掲載されていた3石アンプを記事どおりに製作したのがオーディオのスタートでした。この号には2石ラジオが掲載されていて、すでにゲルマニウムラジオ他を製作していましたが、シリコントランジスタを使い段間をCR結合しているというのがスマートで当時気になっていたことを思い出します。というのも当時のトランジスタ回路、それも子供向けではトランスを使って各段を結合していました。小型トランスは当時で100円以上はするし(当時高価な部品であったトランジスタと同じくらい)、近くの模型屋では売っているかどうか、電車代を払って秋葉原に行くか・・・当時中学1年で月の小遣いは300~500円という頃ではなかったでしょうか。
中学生当時、そんなことを思って製作には着手でず回路図を書いたり実体図を書きながら使が製作に思いきれず憧れであった懐かしい思い出があります。この号を見るたびにそんな淡い、今では取るに足らない想いを思い出していました。夕食が終わった定時?後、ふと思いつき、工房のパーツボックスから部品を集め30分の工作。記事の指定トランジスタとも違いますし、半田付しながら回路変更もし、当然掲載実体図とは全然違う組立てな訳なのですが、すぐにイヤホンから放送が聞こえました。
50年前の自分には回路変更も代替えパーツも出来ずそれが叶わぬことが淡い思いにずっとなっていたのです。しかし今となってはそのはるかな実現への距離はたった30分であったことになります。それも夕食後にやろうと思ったちょっとした気持ちがそこへ到達させたことを思うと、あらためて50年の時の流れを感じます。
当時オーディオにすぐに進んでしまったのでそんなラジオのいろいろはあっと言う間でした。実はその2年後にはアンプ製作で真空管の2A3で秋葉原を捜し回り、これがまた淡い想いを作るのですが、それはまたの機会に致しましょう。
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