YAMAHA HP-1修理
1976年に発売されたヘッドホンで当時他とは明らかに違う音でした。コンデンサ型のスタックスとも違うものでした。ヤマハは1974年NS-1000Mを出す時にメーカー試聴会に抽選で呼ばれ、それまでの自分のイメージ(白いステレオや発泡スチロールのNSスピーカ)を一新しました。そのヤマハの音響製品として唯一所有するものがヘッドホンのHP-1でした。インピーダンスが高いのですが、ヘッドホンアンプは自作していたので困ることもなく、DCアンプやMOSFETドライブ、特にインピーダンスが高いことを利用し真空管でのドライブなどいろいろ実験しました。1980年頃には分解してしまい、ユニットのバンド固定をネジ式にしましたが、ヘッドバンドも壊れ、パッドもぼろぼろで解体状態で残存していました。先日バンドとユニットが別々に見つかり組立たのですが、片ユニットが音が出ず、完全にジャンクとなったのですが、それならユニットを取りだそうとしたところ音が出るようになり、それなら修理しようとなった訳です。数年前、オークションで改造なしの動作するHP-1を入手していたので、これを参考にしました。
ヘッドバンドは近年の他社製品のものと交換する情報がネットにありますが、これでは変わってしまって面白くないので、元バンドだけ利用し、頭に直接当たる部分の無くなったプラ部分は黒いスチロール板から、製品を型紙にして切り出しすことにしました。
これで入れ替え、毛玉の多い布部は裏表をひっくり返してに接着、イヤーパッドも交換しました。
オリジナルのネットは傷み汚れが激しいのでこれを取ってしまい、交換パッドのものを利用しました。出来てみるとパッドの厚みがありすぎるのでこれはアンコを減らせれば減らした方が良いように思います。
ということで修理にかかった費用はプラ板とイヤーパッドで1000円にも満たないものでした。
« 新刊「実践操作術」リリース | トップページ | 70年代のオーディオ »
「オーディオ」カテゴリの記事
- 雑誌と雑誌付録の処分(2025.01.21)
- 久々の測定(2025.01.10)
- 2024年年末の作業(2024.12.26)
- 整理片付けは進む(2024.12.20)
- 機材の整理チェック(2024.12.19)
コメント