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2018年4月 3日 (火)

60年代のオーディオ ステレオ芸術

はじめてこの雑誌に出会ったのは1969年の5月頃のことだったと思います。正確に覚えていた訳ではなく、後にこの雑誌と再会して1969年6月以降の内容を覚えていた事からです。ですからそれ以前のこの雑誌のことも知りませんでした。1967年に季刊で創刊され、季刊は5号まで、1968年11月号から月刊化されたらしく、自分がであったのは月刊化から半年を過ぎた頃であった訳です。音楽はクラシック音楽で誌面比率も多く、この頃はオーディオはけっして多くはなく、断片的なものでした。ただまだ製品のラッシュがある訳でもなく、誰もが知識関心を持っていた訳でもなかった時代の月刊誌です。名曲盤のオーディオ的セレクトや有名作曲家のベスト盤などLPが2000円でなかなか買えなかった時代には200円ほどの雑誌で次はどのレコードを買おうか・・・そんな時代だったと思います。今の常識からはなかなか想像もつかないところですが、1960年代の貨幣価値を対比すればレコードがいかに高価で貴重であったかは判るところでしょう。今季刊の頃の誌面をみるとデータやまとめが大変充実しており、月刊化されてからは逐次情報的内容がほとんどになったことが判ります。ただ音楽家のオーディオセットを選んだり、読者のオーディオを改善するなどの企画は他になかったものです。

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場所不足からオークションでの不要な号の出品も終わりに近づきました。ご落札者様からは懐かしい・・のご評価をいただいております。また当時をご存じない方からもこの雑誌の良い再評価をいただくのも70年代に入ってこの雑誌が変貌する前のこの時期だからなのではと自分は思っています。それぞれのところへ旅立ち、過去の思い出に、新たな発見につながるのは幸いです。

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