西六郷少年少女合唱団定期演奏会
第一生命ホールまで参りました。NHK「みんなのうた」でお馴染みの合唱団です。このところ毎年来ております。美しい歌声と、選ばれた楽曲、澄んだホールの響き。
「みんなのうた」では50曲以上がこの合唱団の声で世に紹介されるといった、伝統的な合唱団で特に自分の専門分野である60年代の活躍には華々しいものがあったと記憶します。
コンサートの終わった後、以前「みんなのうた」関連番組に出演した仲間の集まりでも合唱団による「音」の違いの話が出ました。
聞こえるか聞こえないかという小さなところから出てくる冒頭の声も柔らかいながらしっかり揃っていて、多数でありながらも1つにまとまっている、でも複数であって1つではない厚み、それは正に鍛錬の賜物なのでしょう。そうしたテクニックが随所に出て来る、そして絶対難しいだろうというピッチカート(スタッカート)でのハモリなどテクニカルな曲もずいぶん多かった感じもします。それは観客がOBOGが圧倒的に多いこともあるのでしょうが、実際に隣の方から「何期生ですか?」と聞かれるような状態で、単なるファンである自分は答えにつまって少し恥ずかしい思いをしました。
いつものように多数のアンコールのあと「ぼくらのまちは川ぷち」でアンコールも終了。この曲のピアノのイントロが聞こえると誰もがコンサートの終わり納得するのです。この合唱団にとっても、時代を越えて「みんなのうた」の存在の大きさ感ずる瞬間でもあります。
各合唱団にはOBOGのグループもあって演奏会もあります、そこでは「みんなのうた」が良く歌われます。きっと良い思い出だと思います。一方で現役生のコンサートでは「みんなのうた」の歌唱が少ないことに少し寂しさを感じます。先輩たちの声で世に出した曲が沢山あるのですから。やはり今の少年少女の声で「みんなのうた」を生で聴きたい・・そう思われるファンは年齢層越えて多いのではないでしょうか。
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