実家から持ち帰った機材~トリオKA600の修理
この1年のまとめも少し落ち着いたので課題にも着手しました。持ち帰って各部の出力ん全く出ずでしたがネットの回路図を頼りに入力から各機能チェック・出力確認を始め、基板やコネクタのクリーニングを行ったところ出力が出るようになりました。一部コンデンサのリークなども見つかりましたがとりあえず音が聴けています。
思い出深い・・以上のアンプです。1969年年末に父が買ったものです。雑誌の評判も良好、デザイン・機能も当時としては良く、後年のアンプと違いツマミやパネルなども大変高級でお気に入りでした。しかし1年少しで後継のKA7002が出て完全に見劣りする時代遅れのものなっていました。全段直結OCL純コンプリへと大きく進化、KA-6000の片電源準コンとは別次元でした。これで感じたのはアンプは進化改良が早く、メーカー製ではダメという教訓です。ですから1970年以降はアンプは自作オンリーになりました。面白いもので今このアンプを聴くと帯域も狭く、低域制動も悪いのですが1960年代当時の音源は艶もあって好感が持てること。当時はまだ真空管アンプからの時代で競っていた頃で、何か音質は別格で見なおした次第です。このアンプ当時は素人のトランジスタ・アンプ自作は結構ハードルが高く、キットのアンプではインターステージのトランスを持ったものさえあった頃です。
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